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2021秋ドラマ 感想

今更ですが、記録的にも残しておきたいので書いちゃいます。

今回は、クリスマスシーズン前のクールですから、やはり期待は高まっておりました。

途中で離脱したものもいくつかありますが、最終回まで完走しきってなお面白かったと思えたのが「美しい彼」でした。

同時期に、「消えた初恋」という、爽やかBLラブコメがありましたが、
こっちはもう別腹なので。
一日に何度も見返した回もありました。
バレー部最高!みたいな感想もあったり。

それとはまた違って、「美しい彼」は、別方面からのアプローチというか。
単純に「好き」の感情だけではなくて、もう一歩、「普通の恋愛とは違う感情」が主人公のなかにあって、それが恋愛的な感情と入り混じって、ストーリー性がより一層深くなっていて。
結局は好みかどうか、な基準ではあると思うのですが、私は、がっつり「好み」でした。

簡単に書くと。
主人公は普段はいわゆる陰キャそのものの男子高校生。スクールカーストのトップ的存在の男の子を初めて見たその瞬間から好きになってしまうのです。
そんな自分の気持ちを抑えようとするものの、真っ直ぐすぎるその思いは、ダダ洩れていて・・・でも、相手は自分とは違う神的存在。並べて考えることなど、想像することすら畏れ多いと思いながら、少しでもそばにいられたら…と健気に思い続けるわけです。

そんな彼が。
最後の最後に「うおっ」となる色っぽさを出すという素晴らしい展開となるのです。

思わず、原作読みましたよね。1日で3冊とも制覇しましたわ。
スピンオフ的なものも後日読了です。
すっかりこのシリーズのファンです。
小説は、更に、この主人公二人の職業的な成長も描かれていて、これが、もう映像が目に浮かぶ。
ただの恋愛もので終わっていない。だけど、軸が恋愛なので、読みやすい。
ひとひねりある恋愛、プラス成長譚。
面白かった。久しぶりにワクワクしました。

小説では、なかなかに絡みのシーンがじっくり描かれているので、そこは苦手な人はとばせばいいと思います。
私は「そうなんだぁ・・・」と思いながら読んでいました。
ここは作者だって綺麗に書いているから、あくまで架空の流れだとはわかってはいても。

今後もこのシリーズが観たいですが、小説の中の、二人の成長に伴う繊細な描写を損なって欲しくないので、やるならそこはシリーズ化して、丁寧に描いて欲しいです。

うん、面白かった。
ドラマも、小説も!

その他、今回好きだったのは「Super Rich」と「最愛」と「和田家の男たち」です。
いずれも、恋愛プラスお仕事系、ミステリー系が加わっていて、登場するキャラクターというか、役者さんが魅力的で。
「最愛」は、何度か最終回を繰り返し観ないと、なんか消化不良な気もしましたが。

単なる恋愛ものを観るのも大好きなのですが、今回は、色々と面白かった。

そして。
2022年冬ドラマがスタートしていますが、今のところ、一番「早く観たい」と思うのは、フジテレビ土ドラの「おいハンサム!!」です。
吉田剛太郎さん演じるお父さんをはじめ、出演者それぞれのキャラクターが面白いし、合ってる。MEGUMIさんがお母さんなのですが、この夫婦関係がとてもいい。
あと、脚本が素晴らしいというか。
じんわりするところも、コメディなところも、セリフが面白い。
ホームドラマが好きな人は、是非観ておいて欲しいです。

他の作品も楽しみにしていますが、今のところ、こんな感想です。