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日本を選んで来てくれた彼ら/彼女ら

突然ですが、外国人労働者についてどう考えますか。

外国人労働者を何故日本で受け入れるのか

これには「労働人口不足」の問題が関わっています。問題意識はこの方のnoteにも繋がるので、こちらもぜひ読んで下さい。

外国人労働者は ニンゲンじゃない?https://note.mu/silkyblossom/n/n77bf08f169f6

日本の労働人口

総務省によると、15~64歳までの「生産年齢人口」は、2015年は7592万人だったのに対し、2030年は6773万人、2050年には5001万人まで減少するとの推計値が出ています。この数字には、この年齢に属するけれども働いていない人の数字も含まれます。一方、実際に働いている「就業者数」は、高齢者の働き手が増えたことなどから、今のところ増加傾向が続いていますが、今後はそれも減少に転ずる見通しです。

                       参照:総務省(2016) 

日本を支える外国人労働者

日本の労働力を考える上で、重要なキーワードには「外国人労働者」です。

外国人労働者数は年々増加しており、厚生労働省の調べでは、2017年は約128万人近くに上ったとのことです。2009年は約56万人でしたので、約10年で2倍以上に増えています。これには、留学生のアルバイトなどの資格外活動や、技能実習生なども含まれています。

 参照:https://diamond.jp/articles/-/163140

また、一部の業種では外国人労働者に大きく支えられています、(この記事で書かれている通り、「宿泊、飲食業などの業種では外国人労働者がいなければ回らない」とは言えないと思いますが、かなりの部分支えられています。)

外国人はいつまで日本に目を向けてくれるのか

ひろゆきさんとホリエモンがある記事で語っていました。これには非常に賛成です。

ホリエモン×ひろゆき「安く雇える外国人だって、日本の賃金が世界と比べて安くなったら、そのうち来なくなるよ」

参照:https://wpb.shueisha.co.jp/news/economy/2018/12/08/107710/

外国人労働者のうち大部分をしめる東南アジアや南アジアにおけるGDPは、多くの国で年間で5%以上の比率で増えています。現地の給与が年間5%以上上昇している訳ではありませんが、いつか日本と近い水準まで上がっていくものと思います。そうなった時に、英語も通じず、劣悪な職場環境である”日本”を選んでくれるでしょうか。

また、以下のアンケートでも衝撃的な結果が書かれています。技能実習生が日本に来てからの印象は『とても良い』が1割弱です。(大学のアンケートなので信ぴょう性は不明ですが)

最後に

現在、外国から来てくれるのは、お金が目的かもしれませんし、日本の文化が好きなのかもしれませんし、日本に来てくれた理由は様々だと思います。せっかく196カ国分の1で日本を選んだのなら、

・第二の故郷として「好き」になってもらいたい

・日本の魅力を知ってほしい、教えてほしい

・日本の魅力を世界に発信してほしい

と思います。

これを読んでいただいた皆さまには、まず日本で働き、生活していくことを選んだ外国人の方々を、使い勝手のいい「モノ」として扱うのだけはやめてほしいです。外国から来た彼らだって一人の人間であることに変わりありません。それぞれ学校に行って勉強をして、友人と遊んで、家族に大事に育てられて、恋愛をして、人生を歩んで来た同じ人間です。その意識を忘れずに持っておきたいです。(自戒を込めて)

意識するだけで人の行動は変わって来ます。日本人での一人でも多くの人が、日本に住むことを選んでくれた彼ら/彼女らに意識を向けて、日本人の家族や友人と接するようにできればなと思います。

そして、いつまでも世界で愛される日本であってほしいと思います。



最後まで読んでいていただきありがとうございます。アフリカ・マラウイに住んでるヤギです。Twitterでアフリカの日常をつぶやいていますので、日本の生活に疲れたら覗いてください。https://twitter.com/yagi_jan0607