鬼畜流道場破り〜感想戦〜

今回はかなり特殊なルールと条件の元の思考を振り返ってみたいと思います。
こちらの催しに参加させてもらった時のものです。

https://m.youtube.com/watch?v=5M8eoXx5DdQ

ルール
4人打東風戦、南入なし、25000点返し
2vs2のコンビ打ちでその東風で連対(1位と2位)の人が生き残りの完全順位戦
2チーム(10名vs12名)でこのルールを繰り返して、先にチームメイトが全滅したチームの敗北となります。
通しや覗き見などは一切なしなので味方とは牌で会話するしかありません。

このようなチーム戦かつコンビ打ちというかなり特殊なルールですが普段とは考えることが変わってとても楽しませていただきました。

その昔、麻雀漫画「兎」の山城麻雀の影響でリアル麻雀で何度かコンビ打ちを遊んだことはありますが久しぶりなのでどう打って行くべきか少し悩みつつ
最初から数的優位(10名vs12名)があるため、どちらかが味方に差し込んでしまって、1名は残れる状態を確保しつつ、差し込んだ方があとはツモれれば2名残り、ダメでも1名残りとする戦法が良さそうかなぁと勝手に思っていましたが正しいかどうかはわかりません笑

牌譜を見ていきましょう
私がどういう思考でこの局打っていたかを綴っているだけです。
相手や味方視点からどう見えているかというのはわかりませんのでご了承ください。
またかなり特殊な条件のため普段の麻雀に役立つことはないと思いますが、読み物として楽しんでいただければ幸いです。

東4局0本場(オーラス)の局面

点棒状況を見ていきます
東(相手):17200[4着目]
南(味方):28500[トップ目]
西(相手):26500[3着目]
北(私 ):27800[2着目]

このまま終われば、味方チーム2名残りで相手チームに王手をかける事ができます。
この対局を含めて生き残り人数が
3名vs9名と既にかなり優勢なので、最悪でも1名残れば、2名vs8名で次戦以降に繋げるのでかなり優位なのは変わりません。

味方と自分は味方同士以外なら点数に関係なく和了ることができます。
また、対面からの直撃でも2000までなら2名残りができ、私からの直撃でも1000なら2名残りになります。

逆に相手チームの方はというと
3着目の上家は1300の出和了がどこからでも2位を捲ります。
ラス目の親は11600出和了または3200オールでトップを捲ります。
ただ2名とも残る条件はかなりキツく、トップを捲らないように親連荘しつつ、3位目がとどめを刺すしかないのであまり現実的ではありません。

長々と状況説明をしましたが、ようやく私の配牌の方に移っていきたいと思います。

こちらの配牌でまず考えた事としては

・自力で和了れるなら目指す
・リーチをしないで済むようにする
・味方の手次第ではアシストを期待できるようにする
・なるべく2名残りになる最善の選択をする

この辺りです。

この配牌で和了を目指すならば
・喰いタン
・役バック
・鳴きイッツー
この3つに照準を合わせて進行していきます。

6mツモでタンヤオに寄せるか、イッツーに寄せるかの選択になります。
ここでは、役を限定させて待ちを絞りやすくするために鳴きイッツーを本線に進める事にしました。

同巡で發を上家に流れた後で3pを引きます。
ここで345の三色の目もでてきたのでスピードを合わせるために1s9sの縦引きも考慮して守備牌として残していた白をリリースしました。

次巡7mをツモ切った後に
上家が3sをチーして打8s、念願の急所牌が出てきました。
678でチーしてタンヤオに寄せるか
789でチーしてイッツーにするかの選択が再び出てきました。
ここでも上記の通りに789で晒した方が、役が絞られて将来的に待ちが透けやすくなると考えたのでイッツーの方で鳴いていくこととしました。

鳴いた後、5sがもう不要なので打5sとしたいところですが上家が2副露で5sよりも3pの方が後々危険になりそうというのと
聴牌打牌で赤5sとすることで、味方への「聴牌しました」と「打点ないですよ」のアピールができるかもと思い、先に打3pとしました。

そして2mをチーして打赤5sで計画通りの聴牌となりました。

しかしここで重大なミスを犯したことに後々気づきました。

それは1巡前の上家の6sに鳴きラグをかけなかったことです。

現状で相手側からみた、私の想定される役は
・789の三色
・ソウズのイッツー
・役バック(北or中)
が本命で、やや789の三色が濃い目に見えそうかとは思っていましたので
味方からのアシストを期待するならば、
6sにラグをかけて6s周りを持っているアピールをするべきでした。

そうすると三色の場合はターツオーバーになり矛盾が生じるためよりイッツーに照準を向けることができ、
6sは鳴いていない
鳴きラグがあるので4s5sは持ってそう
赤5sがでてきた
789sを晒しているとなると
ソウズの下がかなり本命になり、待ちが絞りやすくできたのではないかと反省しています。

味方の進行度はめっちゃ早いようにも見えますし、事故ってるようにも見えて、まるで読めなかったのでそこも反省点ですね。
發を仕掛けた上家にガチガチで絞りにいってる訳でもなさそうなのでやや早いよりかなぁと思いつつも読みきれずに私が行きまーすってやってしまいました

普通にあがれる手順で進行をしてるのならばわざわざアシストする必要もないので各々頑張りましょうねで終わりますし、そもそも1名は残れる状況下で既に数的優位にたっており無理する必要もありませんのでここまで変に策略を練る意味もなかったかもしれません笑
こういう無駄なことでも色々考えるのが麻雀の醍醐味みたいなところはあるので、楽しめたのでよし!ということに😎
配信の方も赤5s切りを話題に上げてもらってたようで私らしさは出せたかなぁと思います😊

色々と工作した手順を踏んだにも関わらず詰めが甘いということお話しでしたとさ(゜ー゜)

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