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この世の真実(スター☆ボーン&貴福華衣)(結)➕追伸(1600字)

突然、彼女はあの有名な「ボケ探偵団」の歌を口ずさむ。
この歌は今、爆発的に売れている
エロ河乱歩の小説
「買人二十円装と闘うボケ探偵団」
のテーマソングである。
その小説の説明はさて置き、

私は彼女の疑問に真摯に答える「その時」
が来ていると、感じていた。
それは、「釈尊が法華経を説く時」と、同じである

「君にもっと解り易く言うね。時計を想像して下さい。
小さな歯車が精妙に繋がりあい、リズムを作り時計の針を動かしている。
その歯車が、一つでも壊れたら、時計は止まってしまう。
宇宙もそうでしょ。地球は24時間で一周し、太陽の周りを365日で廻る。
全ての宇宙の星々もこのリズムで運行している。
この運行のリズムが壊れてしまったら、困ってしまう。

ここで間違えては行けないのは運行と言う言葉だ、
決してウンコをしていると、思ってはいけない。」
私は、ここまでいっきに話、水を飲んだ。
その時ウエートレスが二人に紅茶を運んでくる。

その紅茶を前に見ながら私は静かに話だす。
それは、法華経を説く時の釈尊が、
舎利弗に語りかける場面と、似ているのかも知れない。


「この宇宙のリズムは、『一つの法則によって成り立っている』
と、仏は説いたんだ。
そしてその法則(リズム)を悟り
『妙法蓮華経』として仏様は顕したのさ。
宇宙の一切の法則はこの『妙法蓮華経』であり、
諸法(諸々の現象)の実相(実の姿)は
この『妙法蓮華経』であると
言ったのさ。
要するに、我々の命の実相も『妙法蓮華経』の当体であり、
宇宙の実相も『妙法蓮華経』だと仏様は説いているんだ。
故に、我々の生命を輝かせる為には、この『妙法蓮華経』
に、帰命する事。要するに命懸けで信じる事。
これを仏様は私たちに教え、簡単な修行法を確立してくれたんだ」
と、私はここで、美味しい紅茶を飲んだ。
「アッチィ〜〜」
僕は、不覚にも舌を火傷したが、ここは強がる場面だ。
平然と、水で冷やし僕は彼女の顔を見る。
……寝てる!居眠りしてる?
それとも感動のあまり、瞑想しているのか?
それとも迷走か?……

私は彼女に疑問を抱きながらも、結論を急いだ。
「仏様は、生物にとって最も大事な物、
『生命』を法華経で説いたんだ。
その生命は、永遠であり宇宙自体が一つの生命体としても説いているんだ。
そして最も重要なことは、仏と我々には全く差が無くて、
『悟る人を仏と言い、迷う人を凡夫と言う』と言っているんだ。
故に私達の生命の中に仏の命が存在するんだ。
その仏の命を顕在化する為の修行が、
『南無妙法蓮華経』と唱題する事なんだ。
それが、末法での修行法なんだ。
これだったら、老若男女誰でも出来る修行だ。
滝に打たれる修行なんて僕には出来ない。」

その時、彼女はカッと目を開く。
それは、映画「大魔神」が怒りの目を開く様に似ていた。
「そんな事は聞いていないの、何でみんな浮いているのかを、聞いているの」
と、強い言葉で言ってくる。
「何故、みんな浮いているのか?
答えは簡単だよ。真実の法に目覚める事なく、
自分の生命の中にある
低い生命を拠り所にしているからだよ。
多くの人がこの真実の法を体得していけば、
みんな自分自身の生命の状態が見えてくるよ。
少し難しかったかも知れないが、
この『妙法蓮華経』を君が信じることが出来た時、
君の疑問が自分自身で解決出来るよ。
もっとも、君が信じるか信じないを決めるのですが。」
と、私は最後に紅茶を飲み干した。

追伸
今、流行りのエロ河乱歩の小説
「買人二十円装」とは、あらゆる物を二十円で買う(盗む)
怪人に対して、ボケ探偵団が決死の覚悟で臨むという
冒険小説であり、大スペクタルな小説です。
この度ハリウッドが映画化に踏み出すとの噂があり、
多くの作家の羨望と嫉妬をエロ河乱歩は、受けています。
売れると言う事は、大変な事ですね。

僕は、あのボケトリオが気に掛かりになったのだが、何とトリオが来た
そこで見た光景は、・。
ここでは書けません。
悪しからずお願いします。

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