見出し画像

鳥の歌の歌詞に想う(370字のエッセイ)


以前、「池中元太80kg」というテレビドラマの挿入歌に
「鳥の歌」がありました。
杉田かおるの歌です。
この歌は、一見すると、鳥の事を歌っているのかと思いますが、
これは、別れの歌なのですね。

🎵あなたがいた頃は、笑いさざめき・・・
と、あります。
三番の歌詞に
🎵あなたはいつの日か、巣立つ私を、静かな微笑みで見つめてくれる。

ドラマでは、この三番だけを歌っていたので、
親子の関係の歌かと思っていました。
でも、最初からの歌詞を見ると、
これは先立った人を想っている歌と想い
直しました。
「巣立つ私を見つめる」天国から、愛する人が自分の事を振り切り
新たな世界に入って行く。
それを、「静かな微笑みで観ている」
なんて、切ない歌詞でしょうか。


歌は、僅か数行のドラマであり、小説。
行間に想いを込めて表現している、素晴らしい作品。

そんな小説を書きたいと、いつも想う私です。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?