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台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏についての書籍

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日本と台湾で4冊のオードリーさん関連書籍を出版して参りました(『オードリー・タンの思考(ブックマン社)』、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」(KADOKAWA)』、『まだ誰も…
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#台湾

【オードリー・タンの思考・インタビュー】シビックハッカーコミュニティ「g0v 零時政府」発起人、高嘉良(clkao)

書籍『オードリー・タンの思考』のコラムとして、オードリーとともに働いたことのある人物へのインタビューを収録します。 オードリーの長年の友人で、シビックハッカーコミュニティ「g0v 零時政府」発起人でもある高嘉良(clkao)。 2018年にAI関連で起業、二児の父でもある超多忙な彼が、インタビューに応じてくれました。 高嘉良(clkao) 1981年生まれのソフトウェアエンジニア。1997年の「国際情報オリンピック(高校生がプログラミング能力を競う世界大会)」がきっかけで、

【オードリー・タンの思考・インタビュー】マスクマップを開発した台南在住のシビックハッカー ハワード・ウー

書籍のコラムとして、オードリーとともに働いたことのある人物へのインタビューを収録します。 日本をはじめ世界中から注目を浴びた台湾の「マスクマップ」を開発した台南在住のソフトウェアエンジニアでありシビックハッカー、ハワード・ウー氏のもとを訪ねました。 吳展瑋(Howard Wu) 1985年台南生まれのソフトウェアエンジニア。台南でIT人材のためのコワーキングスペースを備えたソフトウェア開発会社「好想工作室」を経営。2020年2月のコロナ禍で、一晩徹夜して開発したマスクマップ

【オードリー・タンの思考】オードリー・タンの生い立ち

私が見たオードリー・タンオードリーは、不思議な魅力の持ち主だ。物腰は柔らかく、垣根が低い。傾聴力や共感力が高く、1を尋ねるだけで500くらいの答えが、しかもこちらの想像を遥かに超えた視点でのアドバイスが返ってくる。とびきりのユーモアを添えて。 恥ずかしながら私の中国語は実践で修得したので相当にひどいものだが、彼女はそんな私の話も忍耐強く聞いてくれる。一度、「何を言っているかわからない(笑)」と言われた時には、「あぁ、遠慮せずストレートに言ってくれた。少しだけ距離が近付いた感

【オードリー・タンの思考】私はなぜ、オードリー・タンという人物を日本に届けたいのか。

インタビュー後に自分自身の思考や行動が変わったから。 2019年12月に公開された、オードリー・タンさんインタビュー記事「「国民が参加するからこそ、政治は前に進める」――38歳の台湾「デジタル大臣」オードリー・タンに聞く(Yahooニュース特集)」。この記事のために行った3時間のインタビューからはたくさんの学びと発見があり、私自身も少しずつ考え方や行動が変わっていきました。 自分が短い人生の中で経験したことにはすべて意味があるから、その経験や自分の持つスキルを活かしてできる

【オードリー・タンの思考】出版に寄せて 「一人の天才を生むことは難しいが、一人ひとりの心に小さなオードリー・タンを作ろう」

出版に向けてnoteを始めました。このたび、台湾の現役デジタル大臣オードリー・タンさんについての書籍を日本のブックマン社さんから出版させていただくことになりました。2020年秋の出版に向けて、現在絶賛執筆中なのと、オードリーさんへの追加取材が始まろうとしているところです。 今後、noteで書籍に掲載する原稿の一部を公開することで、できれば広く皆さまからのご意見やご感想、もっと聞きたい知りたいことなど伺い、より良い本作りの参考にさせていただければと思っています。 ご縁の始ま