マガジンのカバー画像

台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏についての書籍

18
日本と台湾で4冊のオードリーさん関連書籍を出版して参りました(『オードリー・タンの思考(ブックマン社)』、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」(KADOKAWA)』、『まだ誰も…
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

【オードリー・タンの思考・インタビュー】シビックハッカーコミュニティ「g0v 零時政府」発起人、高嘉良(clkao)

書籍『オードリー・タンの思考』のコラムとして、オードリーとともに働いたことのある人物へのインタビューを収録します。 オードリーの長年の友人で、シビックハッカーコミュニティ「g0v 零時政府」発起人でもある高嘉良(clkao)。 2018年にAI関連で起業、二児の父でもある超多忙な彼が、インタビューに応じてくれました。 高嘉良(clkao) 1981年生まれのソフトウェアエンジニア。1997年の「国際情報オリンピック(高校生がプログラミング能力を競う世界大会)」がきっかけで、

【オードリー・タンの仕事】総統杯ハッカソン(2018年〜現在)

オードリーが入閣後に推進している「ソーシャルイノベーション」の中で、私たち日本人としても知っておきたいのが、2018年から毎年開催されている「総統杯ハッカソン」だ。 総統の名の下に実行されるこのハッカソンは、台湾各地が抱える課題を国民が提議し、政府が開放するオープンデータを活用しながらその解決策を提案するというものだ。毎年五組がグランプリとして選出され、受賞したプランは、一年以内にどのように実行するかを確認される。 ※「ハッカソン」とは 「ハック(Hack」とマラソン「(M

【オードリー・タンの思考】大学の生協の本棚に並ぶ、スルメみたいな本にしたい。

私が今書いている本『オードリー・タンの思考』は、オードリー・タンさんについての評伝だ。 彼女は話題の人物だし、本当に素晴らしい方だ。だからこそ、「彼女がどれだけすごいのか」を伝える本はこれからも出続けるだろう。 私は今このnoteというプラットフォームで、書籍原稿の一部を期間限定という形で無料公開している。 そうすると何人もの方からメッセージをいただき、中には「今、隔離療養中でネガティブな気持ちになってしまっていたけれど、noteを読んだらポジティブな気持ちになれまし