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台湾が気になるあなたへ

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台湾で生活し、日々取材を重ねるなかで「これは日本に届けたい」と思ったトピックについて、時にインタビューも交えながらお届けする、台湾あちこち見聞録。多様性/教育/ジェンダー/環境/…
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#オードリー・タン

新刊『心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ』予約開始となりました!

昨年から書き進めてきた台湾式EQについての新刊、無事にタイトルも決まり、めでたく予約開始となりました! 『心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ』(日経BP) 5/16頃、紙と電子書籍で発売されます。 ✦ Amazon:https://amzn.to/3JE63GA ✦ 楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17863651/ 台湾で働き始めて、なぜか台湾人はIQよりもEQを重視することに気付き、 コロナ前にオードリー・タンさ

ひまわり学生運動から10年、“ヘビメタ国会議員”フレディ・リム(林昶佐)が引退

2014年3月18日に起こった「ひまわり学生運動」から、今年で10年ということで、いくつかnoteを書いています。 ↓ そもそも「ひまわり学生運動」とは? そこでオードリー・タンさんはどんな貢献をした結果、政府に入るきっかけとなった? ↓「ひまわり学生運動」で頭角を表した若者たちが、チームを組んで連帯しながら今年の立法委員(国会議員に相当)選挙に立候補した件 「ひまわり学生運動」を機に政府に入った人物、フレディ・リム(林昶佐)そんな「ひまわり学生運動」を機に、オードリー

『追尋 — 鹿港から眷村への歳月』作者のツァイ・ヤーバオさんと、ご長男のタン・グアンホアさん

オードリー・タンさんの父方のお祖母様、ツァイ・ヤーバオさんの自伝『追尋 — 鹿港から眷村への歳月』の日本語翻訳、皆様にはお楽しみいただけておりますでしょうか? 今日、私はツァイ・ヤーバオさんのご自宅にお招きいただくという、夢のような一日を過ごしておりました。 実は先日もヤーバオさんの90歳のお誕生日会にお招きいただき、自伝『追尋 — 鹿港から眷村への歳月』に登場されるヤーバオさんのお子さんたちや、そのご家族とお会いする機会をいただいておりました。 本の中でヤーバオさんが

台湾政府内はTikTokもZOOMも禁止、サイバー攻撃のリアル、オードリー・タン率いるデジタル発展部実績紹介など

オードリーさんや、デジタル発展部への攻撃

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ロビー活動をアップデートするヒントが台湾に? 市民参加型の公共政策プラットフォーム「Join」の成功事例に学ぼう

個人や企業などが身の回りで解決したい課題を、国会や地方議員といった政治家や、国際機関に対して訴え、働きかけるロビー活動(ロビイング)。 最近の日本を見ていて、「アナログなロビー活動をそろそろアップデートしても良いのでは?」と思うことがよくあります。 ロビー活動で意見を掬い上げられる対象には限りがありますし、もしかしたら他の場所にも同じテーマで活動している人々がいるかもしれません。そこにデジタルを活用しない手はないと思います。 台湾でもアナログなロビー活動は行われています

《現地から最新情報》オードリー・タンが築いた、デジタル大国としての台湾

日本ではほとんど話題になっていませんが、昨日の個人的ビッグニュースがこちら。 以前よりオードリー・タンさんと親交のある世界的な政治経済学者でマイクロソフト首席研究員のグレン・ワイルさんが、台湾で就業ゴールドカードを取得🖖✨ グレンさんの他にも、最近では、暗号通貨イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリンさんも台湾で就業ゴールドカードを取得され、台湾で開催されたWeb3の会議にゲスト登壇するなど、交流が活発化していますし、 台湾出身でYouTubeの創業者スティーブ

日経クロスウーマンさんで新連載『心を守れるリーダーシップ EQという処方箋』がスタート

過去10回エッセイを連載させていただいた日経クロスウーマンさんで、今日から新連載『心を守れるリーダーシップ EQという処方箋』が始まりました。 台湾では、共感力が高く他人の意見に振り回されない、つまり「心の知能指数」と呼ばれる“EQ”の高いリーダーが支持されています。 EQの低さを自認する日本人の私が生徒となった気持ちで、ベストセラー『「静かな人」の戦略書』の著者であり、友人でもある台湾人作家のジル・チャンさんのお知恵を拝借し、「台湾式のEQを発揮するリーダーシップ」をひ

オードリー・タンさんのいとこ、ファッションデザイナーの唐宗謙さんが、パリから台湾に! 台中にアトリエを設立

3日間出店した台北アートブックフェアが無事に終了しました。なんと、最終日がスタートして2時間ちょっとでメインで持っていった『台湾デザイナーズファイル』が完売するという驚きのできごとが…! 他にも色々楽しかったこと、嬉しかったことなどがありましたが、そのうちの一つがついに実現したオードリー・タンさんのいとこ、ファッションデザイナーの唐宗謙さんとの対面です。

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日本人にとっての『モモ』と、台湾人にとっての『星の王子さま』

台湾に来て出合ったEQという概念来年の発売に向けて、「EQ(心の知能指数)」についての本を書くことになりました。

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「不登校」と呼ばない、「台湾の自主学習」という学び方。トップ通訳者・田中慶子さんとの対談記事(ダイヤモンド・オンライン)

オードリー・タンさん&Voicyでご縁をいただいた、トップ通訳者の田中慶子さん。 夏の一時帰省中(夏服w)、慶子さんのダイヤモンド・オンライン連載で対談させていただいた記事が公開されました。 テーマは、「台湾の自主学習」という学び方。 オードリーさんは、中学2年生の頃に学校に行くのをやめるという「選択」をされ、学校の勉強に相当する学習を、自分で組み立てながら行われてきました。台湾ではそのことを「自主学習」と呼びます。 「不登校」という言葉は、存在こそするものの、生活の

「自分を曲げず、それでいて他者とより良くやっていける方法」

これは、中学2年生の頃のオードリーが、今の私と同じ42歳の母親に向けて話した言葉です。

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オードリー・タンさんの父方の祖母、ツァイ・ヤーバオさんの自伝翻訳を無料で全文公開していきます

今からちょうど2年ほど前の2021年11月、KADOKAWAさんから『オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解』を出版させていただきました。 この本の原書は今から20年以上前の1997年に台湾で出版されたオードリーさんのお母様の手記で、台湾でベストセラーになった後に絶版になっており、日本からも幾度となく翻訳のオファーが寄せられたものの、実現してこなかったお本です。 そんな大切な家族の物語をお預かりして、日本語で紹介させていただいたという経緯があり(

「次の"オードリー・タン"が手がける「凄い不動産」 新しい「循環型経済」を作り出す人の発想」(『東洋経済オンライン』寄稿)

シングルマザー時代から就職してみたくてWebサイトを眺めては、自分の能力の足りなさに諦めていた持続可能な開発(サステナブル・デベロップメント)を専門とする台湾のコンサルファーム「Plan b」。    オーナーのJustinさんをインタビューした記事が公開されました。 就職する以外にも、連帯することができる道ってあるんだなと、個人的に感慨深い取材でした。 (2023/04/25公開) ✔︎ 33歳にして政府公認のエンジェル投資家 ✔︎ 政府のリバースメンターとしてオードリ

台湾では性別で「すべきこと」を決めつけられたりしない(個人の感想)

記事が公開されましたこんにちは。 日経ARIAさんでの連載「台湾の女性は今日も元気に働く」2回目が公開されました。 (1回目は生理の話→「「生理なので」と職場で言えて、堂々と休める台湾社会」) 今回は、「台湾では性別で「すべきこと」を決めつけられたりしないなぁ」という私の気づきについて書きました。個人の感想です。 取材で訪れる企業や官公庁でトップが女性であることも多いし、 訪問先で飲み物を出してくれるのが男性であるということも多いし、 接待でトップに同伴するのは何らか