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大相撲2023春場所🌸貴景勝の綱取り場所

大相撲春場所の初日。残念ながら横綱・照ノ富士の休場が決まった。これで4場所連続。「ケガが治るまで、ゆっくり養生して欲しい」と言っていた横審は、手のひらを返さないで欲しい。一方で大関・貴景勝の綱取り場所である。結果的に横綱昇進したら、今度は大関不在になる。いたしかたがないこととは言え、番付に穴が空くのは寂しいものだ。また横綱昇進によって、貴景勝の力士生命が短くならないかも心配。咲けるうちに花開いておくのが、力士の本懐かもしれないが。
 春場所は密かに朝乃山を優勝候補に睨んでいたが、残念ながら東十両筆頭止まり。幕内下位なら前半に白星を荒稼ぎできると思っていた。となると優勝は貴景勝と関脇から前頭上位の実力拮抗の力士たちの星の潰し合いによる混戦となりそう。優勝ラインは12勝で優勝決定戦もあり。若隆景、豊昇龍、霧馬山、大栄翔、琴ノ若、玉鷲、阿炎、高安、誰が優勝してもおかしくない。大関を陥落した正代と御嶽海は、きっと身体のどこかが調子が悪いのだろう。貴景勝は横綱昇進するなら、できれば13勝以上の優勝で昇進を期待。個人的には後援会に入っている阿武松部屋の阿武咲に賜盃を抱いて欲しい。初場所は終盤で優勝争いの先頭に立っただけに残念だった。できればライバル佐藤(貴景勝)と打越(阿武咲)で東西の綱を張っているのを見てみたい。
 優勝争い以外の注目は、新入幕力士たちと新十両力士。新入幕力士では、カザフスタン出身の金峰山は特に破壊力がありそう。北青鵬は大器だが、あの腰高でどこまで通じるか。新十両力士では、何と言っても1場所で関取になった落合。2度の高校横綱を経て全日本実業団選手権も制したアマ時代の実力が、果たしてプロにも通用するのかどうか。

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