豊ノ島が土俵を去る｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

残念ながら豊ノ島関（36歳）が引退。井筒の年寄名跡を襲名することになった。2度目の幕下陥落で負け越したことで覚悟はしていた。最後のお務めの場所が、無観客開催となったことは、気の毒だった。通算成績は703勝641敗68休。堂々たる戦績である。三役経験は13場所、三賞10回、金星は4個獲得。2010年九州場所で、14勝1敗で優勝決定戦に出たが、白鵬に敗れて幕内優勝はならず。何よりユーモラスな力士だった。インタビューでも、ジョークたっぷりで笑わせてくれた。白鵬の物真似は有名。一糸纏わぬ裸のダンス動画を公開かと思いきや、太鼓腹だったので隠れていたが、実はちゃんと廻しを着けていた。この確信犯には爆笑だった。この他にも、幕下陥落の際に、個室打診を断って、大部屋で雑魚寝したエピソードに感服した。家族の絆も固い。豊ノ島が引退をお嬢さんに告げた時に「娘が引くくらい泣いた」との奥さま談話に落涙。
　このところ、豊ノ島だけでなく、嘉風、豪風、安美錦、荒鷲、蒼国来など味のある力士が続々と引退。まことに残念。旭天鵬以来、力士寿命が伸びていると感じていた。しかしここのところ、着実に世代交代の波が押し寄せている。この次は白鵬、鶴竜、琴奨菊たちか。新しい波が、ベテランたちの牙城を洗い流そうとしている。先ずは豊ノ島関、お疲れ様でした。
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