末廣圭「秘匿」
末廣圭「秘匿」。電子復刻第61弾。官能ロマン小説なので、今日のお話しは、女性の方々は読まなくて結構。新宿歌舞伎町の質屋「スギヤ」三代目社長の杉崎省吾は、齢38歳の根っからの遊び人。酒にゴルフに、何より好きなのが女。仕事柄、途方に暮れた女性がやって来ると、放ってはおけない。時価50万円相当のミンクのコートを預け入れに来た三輪真弓。質草に未練があるそうで、延滞金利も支払いに省吾を訪ねてきたが不在。その美しさと妖艶さに、コートを再度改めてみると、ポケットから使用済みパンティが出てきた。しかも小さく赤い字でSOSと書かれている。俄然、興味を唆られた省吾は彼女の行方を追う。行方の知れない美和を追う間に、省吾は韓国ソウルのホテルで墜落死した笹山勇次郎が、ラウンドを共にした、同じゴルフクラブ会員だったことを知る。彼が女性の秘部のスケッチを作品として残していたことから、この事件を調べ始める。美和の追跡と、笹山勇次郎事件の真相を追う線が、いつか重なり合い始める。延6人の女性とのベッドインが、謎を解く鍵となる官能ミステリー。
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