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都立尾久の原公園の復活㊗️

荒川区の東尾久には「都立尾久の原公園」がある。ここは元々は旭電化(今のADEKA)の工場跡地だった。東京都が跡地を取得して、西半分は現在の東京都立大学保健科学部、東尾久運動場、東尾久浄水場となった。そして湿地帯を含んだ東半分の61,841㎡の土地を東京都が東部7公園の一つとして1993年に設置した公園だ。

 しかし2012年に、隣接する東尾久浄化センター建設用地内の土壌の一部から、環境基準を上回る濃度のダイオキシン類が検出され、立ち入り禁止となった。ずいぶん長い間、立ち入り禁止となっていて、その間に盛り土などもしたようだが、旧に復して開放された。『20年近く開放されていて、今さら閉鎖か⁈』と憤慨していたが、また広大な野原が利用できるようになってよかった。湿地帯には池沼でトンボの自生地があり、子供たちの自然研究にもうってつけの場所である。闊歩しながら、広く開けた青空を眺めることができるのは、東京都では得がたい爽快な喜びである。

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