店舗予約システム「OMAKASE」
昨今は店舗予約システムなるものがあって、OMAKSEというシステムを利用した。
ある評判高い中華料理店の予約を取るためだ。このシステムは予約を取るだけではなく、予約をオファーしたお店のキャンセル情報をメールで提供してくれる。尚、予約には一席あたり390円の予約料がかかり、キャンセル防止のためかクレジットカードで決済される。いずれも客単価の高いミシュランクラスのお店も数多く参加している。そう言えば以前にこういうシステムがあるとお金持ちのグルマンから聞いたことがあった。
しかしながら利用に当たって、いくつか当惑させられることがあった。
1️⃣むやみやたらとキャンセル通知が来る。どうしてこんなにキャンセルが多いのか? 利用者候補店が複数あって、二股三股で予約している人が多いのだろうか? 直接的な実害はないが不安になった。こんなにキャンセルが出るなら、眼を三角にして必死になってネット予約に望む意味がない。
2️⃣偶数人数でしか申し込めない。2人枠と4人枠しかない。従って3人や5人では予約できない。ちなみに自分は6人で申し込みたかったが、2人枠が埋まってしまい、メンバーをもう2人募って4人枠を2つ確保した。こういうのもキャンセル前提の予約が多いから起こること。
3️⃣スタートが夜6時か9時。7時開始とかはなし。遅れて始めて持ち時間が少なくなるのは予約者の勝手。
2️⃣も3️⃣もわからなくもない。営業時間と座席数を100%稼働させようとして、このようなローカルルールを立てたのだろう。しかしいくらなんでも奇数人数は🆖というのは無理押しではないか。また6時スタートは僕も勤務時刻が6時までなので『困ったな』と思う。この日も若干の遅れで参加してくれたメンバーが複数いた。お店の方と電話で話せる機会があって「奇数客」「7時スタート」の可能性について問うたが、やはり🆖であった(苦しそうな答弁だったが)。訪問直前でトラブルにはしたくなかったので、それ以上は追及しなかったが、やっぱり腑に落ちない。例えば家族5人で訪問するためには6人分払って余分に食べるか、家族以外の人をメンバーに加えなければならない。要は『うちを利用したいなら、うちの規則に従って下さい。それが嫌なら他所のお店にどうぞ』ということ。素晴らしいお店は予約が数ヶ月どころか数年先なことも珍しくない。「人気店で大事にして欲しいなら(とても)高いお店に行きなさい」と通人からアドバイスがあった。それはたしかにそうである。しかしOMAKASEのお店はどこも高い。敷居が高いことは仕方がないが、双方で納得できる常識の範囲で運用して頂きたい。
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