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池袋キンカ堂が名食堂ルーツ

自分が大好きな池袋の洋食店「キッチンABC」と「洋庖丁」。何となくメニューや、お店の雰囲気が、よく似ている印象があった。例えばどちらのお店にも「からし焼き」という黒胡椒で炒めた焼肉定食がある。肉豆腐を辛く煮込んだ「ジャンボ焼き」も両店にある。「キッチンABC」の「インデアンライス」と、「洋庖丁」の「スタミナ焼き」は、全く同じではないが、何となく似通っている。どちらもとても美味しいが、価格帯もだいたい同じ。どう考えても何かある。
 お店の人に、お互いのどちらかで暖簾分けとかがあったのか訊いてみたが「何か関係があったように、おぼろげに聞いた気もするが、よくわからない」とのこと。あちこちに訊いて回った結果、有力な証言が得られた。どうやら「キッチンABC」「洋庖丁」は、池袋にあったキンカ堂がルーツ。1945年の創業だったが、2010年に倒産して、食堂がなくなってしまった。その後に、当時の調理人たちがそれぞれにお店を起こしたらしい。他にもロサ会館「キッチンチェック」、西池袋「ミトヤ」、板橋本町「美味しん坊」などが生まれたとのこと。まことに興味深い話。こういう話も、気になり始めると、夜も眠れない。
キッチンABC→ https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003917/
洋庖丁→ https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13114697/

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