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真由子1周年記念コンサート

真由子1周年コンサート。六本木「C・Laps」で、杉山正明と東京エキゾチカwith真由子。この日は、東京エキゾチカによるインストゥルメンタルパートを挟んで、9曲の歌唱。声量のある伸びのある歌声で、聴衆を魅了。何より笑顔がチャーミング。自分が垂れ目でポッチャリ系の女性(真由子さん、失礼しました!)がタイプなこともあるかもしれないが、そこはやっぱり母親の朝丘雪路のキューティハニー的遺伝子。1周年に当たって、真由子弁。何もかも一変した去年。両親を喪った時に、新田 博邦さんからの電話が「真由子は、これからどうするんだ? いや、どうしたいんだ?」。真由子の答えは「歌を歌いたい」。しかし彼女は声楽を習ったことはなかった。それでも歌手の母、音楽好きな父のそばで育ったこと。その環境が、真由子の受けた音楽レッスンだった。ジャズ、シャンソン、ポップス、昭和歌謡と、母の才能を受け継いでいる。
http://www.granpapa.com/actor/?name=mayuko
 真由子と演奏を伴にしている、杉山正明と東京エキゾチカ。世界中のスタンダード曲を独自スタイルで作り上げる、ビッグコンボ。ジャズ、ラテン、カンツォーネとジャンルも幅広く、中でも昭和歌謡を得意とし、その選曲はかなりレアなものからヒット曲まで。赤坂「月世界」「ニューラテンクォーター」など、キャバレーやナイトクラブ文化を担うバンドの最後の生き残り。60年代のナイトクラブの生バンドに踏襲したアレンジと音色で、懐かしくて新しいというコンセプト。バンドマスターの杉山正明をはじめとして、金管の音が割れない。日本のオーケストラって、たいてい金管の音が割れている。それくらい東京エキゾチカの演奏は上手い。
 この日の曲目は下記の通り。母親の曲は歌わない主義。しかし、朝丘雪路のラストステージは、同じ会場だった。そこでアンコールに母親の持ち歌「別れのスナック」を披露。ジャズもシャンソンも歌える真由子だが、昭和歌謡の時は蓮っ葉で、とっても蠱惑的。
①クライミー・ア・リバー(母の愛した曲)
②テネシーワルツ(父の愛した曲)
③恋の十字路
④ウナセラディ東京
◆チュニジアの夜(インストゥルメンタル)
⑤LOVE LETTERS
⑥FEVER
⑦オンリーユー
⑧ちあきなおみ「夜間飛行」〜チェイサー(新曲)
⑨朝丘雪路「別れのスナック」〜チェイサー(アンコール)

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