見出し画像

ノアの方舟「神は世界をあきらめない」

8/20の尾久キリスト教会における広瀬邦彦先生の説教の題材は創世記第6章1〜8節。テーマは「神は世界をあきらめない」。第6章は有名な「ノアの方舟」を扱った箇所である。世界に人が増え過ぎて、人類は神の意志に背いて暴虐の限りを尽くした。そこで神はノア一家に命じて、世界の動物たちを一対ずつ舟に乗り込ませた。それ以外の人類や動物たちは洪水で死に絶えた。
 「ノアの方舟」は裁きの章である。ある神学生は「神は人を救った」と言った。しかし教会学校で、ノアの方舟の紙芝居を見て、ある子供は「神さまは悪い奴だな」。どちらも言い得て妙である。ノア一家を救うことによって、人類の係累を絶たなかった神。しかし一方で多くの人類や罪なき動物たちを滅ぼしてしまった。にもかかわらず「ノアの方舟」は救いのメッセージである。
 ある箱にいっぱい入った梨のうち一個が腐っていた。この場合は腐った一個を取り除かないと、他の梨が痛んでしまう。または箱のうちほとんどが腐っていたら、全て捨てたのだろうか。否、一個でも傷んでいない梨があれば、救うことを願った。エゼキエル書33章には「私は悪しき者の死を喜ばない」と書かれている。神は罪からの回復を願っている。神は「ノアの方舟」によって、イエスを世に送って、世界を滅びから救ったのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?