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NHK-BS「コッソンビ ニ花院の秘密」(全18回)が放送終了

NHK-BS「コッソンビ ニ花院の秘密」(全18回)が放送終了。コッソンビとは、美しいイケメンの学士さま(ソンビ)というような意味。
https://www.nhk.jp/p/kossonbi/ts/7P676VN4N9/
 若女将ユン・ダノは、科挙受験のソンビ用宿屋「二花院(イファウォン)」を営んでいる。しかし幽霊が出るという噂で、閑古鳥が鳴いている。タノの強引な勧誘で3人だけが宿泊。不愛想なカン・サン、懐の寂しいキム・シヨル、見目麗しく賢いチョン・ユハの3人だけだった。一方、国王イ・チャンは、世継ぎだった兄を殺害し王座を奪った。イ・チャンは、取り逃した兄の息子イ・ソルを探していた。王命を受けた漢城府(ハンソンブ)のチャン・テファが捜索を開始する。タノは亡き父がチャン・テファにした借金で二花院を奪われそうになる。タノが二花院を守るためには、交換条件としてイ・ソルを見つけることになる。タノの危険な人探しにニ花院のソンビたちも協力することに。
 第1回を観た時から、誰が世孫イ・ソルなのかは直ぐにわかった。だからミステリー的には、むしろ番人(世孫を守る刺客)を当てる方が難しかった。最も良かった存在は番人。生きる哀しみを深く背負っていた。最終回で番人システムのネタバレには、アッと思った。いずれにしても朝鮮王朝が繰り返す王位継承を巡る骨肉の争いと、二花院における恋の駆け引きの二本立て。暴君イ・チャンは実在しない人物だが、朝鮮史の中では10代王・燕山君(ヨンサングン)と15代王・光海君(クァンヘグン)の2人が真っ先に挙げられるので、このあたりをモデルとしたのだろう。興味深かったのは、学士試験の科挙を受けるソンビたちに、暴君を倒さんとする志士たちが紛れ込んでいたこと。もっともドラマの半分は、イケメンのソンビたちが二花院の美しい若女将ユン・ダノを巡ってアプローチを競い合うという脱力系ストーリー。ソンビたちのイケメンぶりと、番人のワイヤーアクションによる華麗な剣戟を、お気楽に楽しめばよい韓流歴史ドラマ。


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