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末廣圭「火照り」

末廣圭「火照り」。電子復刻第73弾。官能ロマン小説なので、今日のお話しは、女性の方々は読まなくて結構。「将を射んとすれば、その妻に乗れ⁉︎」。今回はビジネス書仕立ての官能小説となっている。北村電気工業の創業者オーナーである北村孝太郎が脳梗塞で倒れた。その後継をめぐって、小松・苅谷・伊坂の三人の常務は、激しくつばぜり合いを始める。そんな中で、総務部係長の黒澤拓也は、業務時間外に41歳の小松真一常務の雅美に、赤坂ナショナル・ホテルに呼び出される。拓也は32歳で、身長173cm、噴射時間が自在に調整できる男。夫人に男性の自慰行為を見せて欲しいとせがまれ、年齢以上に若く美しく豊満な雅美の身体をたっぷりと楽しんだ後、拓也は雅美に湯原久美子の誘惑を頼まれる。28歳の美しい久美子は六本木クラブ「ルビー」で、夜のお仕事。市ヶ谷マンションに同行した拓也は、久美子の入浴中に、彼女が社長の愛人であること知る。事を済ませた後で、久美子に苅谷常務夫人の不倫の尾行を頼まれた。自宅に帰ると、経理部に勤める26歳の西村智子が来ていた。合鍵を持つ仲の智子に、苅谷常務夫人から見合い話が来たと言う。久美子に教わった苅谷常務夫人である沙織・38歳。歌舞伎町「栄寿司」で、伊坂常務派の白石経理部長と寿司をつまんだ後でラブホへ。ホテルで白石と別れた日本美人の沙織を捕まえ、再び同じホテルの同じ番号の部屋で、白石の早漏に物足りなかった沙織の欲求不満を満たす。事の始末をつけるために、拓也は白石夫人である恵理を呼び出す。長身にして細面の恵理は、結婚5年目・37歳とは思えない若さと美貌とプロポーションだった。夫の不倫を知った妻は、報復に拓也との情事を楽しむ。寝物語の中で、恵理は北村孝太郎の妾腹の娘だったことを明かす。さて、三人の常務の後継争いの結果はいかに?
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