見出し画像

志駕晃「スマホを落としただけなのに」

志駕晃「スマホを落としただけなのに」シリーズ3冊(宝島社文庫)読了。仮想通貨奪取、婦女連続殺害などのサイバー犯罪をめぐって、クラッカーに振り回される警察とその背後にいる公安。息の詰まる丁々発止の追跡と、幾重にも仕掛けられた罠。悪の主役・浦野の硬軟織り交ぜた二重人格ぶりと、生死を賭けた誘拐劇の連続が、読者をハラハラドキドキ魅了する。小説と映画は少し設定が変わっている。
 第1作「スマホを落としただけなのに」。稲葉麻美は恋人の富田誠に電話をしたが、携帯に出たのは違う男性だった。その男性は、富田勝の落としたスマホを拾ったそうだ。その日から富田と麻美の人生は、全てのIDやパスワードを乗っ取られて激変する。2人はセキュリティソフト会社のテクニカルマネージャー浦野善治に解決を委ねる。その頃、神奈川県警の毒島と加賀谷は、丹沢山中に全裸死体を埋められた、複数の女性殺人事件の解決に難渋していた。
https://tkj.jp/book/?cd=72706601&path=&s1=

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?