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シブ5時相撲部、秋場所のイチオシは阿武咲

毎場所の前後に特集されるNHK「ニュースシブ5時」の能町みね子部長による「相撲部」。秋場所後の特集は白鵬引退、特別な決まり手(一本背負い、後ろもたれ、送り吊り出し)、そして阿武咲の活躍。阿武咲は私が後援会に入っている阿武松部屋の部屋頭である。高卒前の16歳で角界入り。若くして頭角を現し、一直線の押し一筋で、18歳で十両に、新入幕から僅か3場所で三役昇進と、阿武松部屋というか角界の希望の星であった。同期の貴景勝とは幼い頃からのライバルで、ずっと切磋琢磨してきた。しかし2018年の初場所の逸ノ城戦での膝のケガをきっかけに低迷が続き。ライバルの大関貴景勝に大きく水を開けられた。
 出身は青森県中泊町で同郷の宝富士と同じ中学校出身。阿武松部屋の千秋楽打ち上げパーティには中泊町の方々が、伊勢ヶ濱部屋とかけもちでやって来る。以前に千秋楽に阿武咲と宝富士の対戦があり「どっちを応援すればいいかわからない」と町長が頭を抱えて挨拶する光景に満場が爆笑。地元スーパーではどちらかの力士が勝てば3ポイント、両方勝てば10ポイントが進呈されるそうだ。私が阿武咲を観て感心するところは、いつも立ち合いでキチンと手をつくこと。それも早くから腰をスッと下ろして『早くやろうよ〜』と督促しているように見える。多くの力士が立ち合いで姑息に間合いを測って、なかなか手をついたり立とうとしないのと比べると、その清々しさに心を打たれる。

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