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堂々、照ノ富士の横綱土俵入りに涙

大相撲秋場所の初日を国技館観戦。以前は千秋楽に観戦に行っていたが、最近の観戦は横綱がいつ休場するかわからないので初日にしている。
 お目当ては、新横綱となった照ノ富士による初の土俵入り。太刀持ちの宝富士、露払いの照強を従えて、堂々登場。国技館には万雷の拍手が鳴り響く。土俵入りは両翼を拡げるような不知火型。師匠である第63代横綱である旭富士からの直伝である。照ノ富士が身体をせり上げる時に、膝の大けがと糖尿病で大関から序二段まで落ちて復活した苦労が報われたことを思い、嗚咽落涙を禁じ得なかった。
 結果的に両大関が敗れる波乱の初日で、三役で勝った力士は照ノ富士と御嶽海だけ。特に照ノ富士は強敵の逸ノ城を相手に腰を下ろした盤石の横綱相撲だった。秋場所の趨勢が占えるような土俵だった。

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