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弘兼憲史「死ぬまで上機嫌」

弘兼憲史「死ぬまで上機嫌」(ダイヤモンド社)。電子書籍版はこちら↓

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 この本を読むに当たって業界の二人の先輩の行動が考えさせられた。一人は相撲好き仲間の飲み友だちKさんだったが、退職を機に宴会にパッタリ来なくなって、それまで頻繁に上げていたSNS投稿も止めた。ご本人によれば親の介護も大変だそうだ。もう一人も業界で人脈豊かで人徳もあるSさんだったが、趣味だったギター演奏の世界からも「もう指が動かない」と引退を宣言。自分もリタイアした後の人生において、どういう生き方をするかで参考になる。そんな中で出会ったのが、この本だ。父親が他界した歳まで、自分もあと二年に迫ってきた。最近は「夜」と書こうとすると何故か「死」と書いている。人生をいかに収縮させて畳むのかというアドバイス。目次がいい。特によかった節をピックアップ。

1️⃣いよいよ死に支度

・「媚びない」と「嫌われない」を両立させる

・八割の人は認知症で晩年を生きることになる

2️⃣妻に依存し過ぎるな

・夫は存在するだけでストレス

・料理くらい自分で

・一人旅で「一人力」を磨く

3️⃣友人を捨てろ

・年賀状、お中元、お歳暮はもうやめた

・70歳で同窓会をやめた(解散)

4️⃣墓なんていらない

・死んだらすべてが終わり

・持ち物を処分して執着や見栄と訣別する

5️⃣お金なんて残すな

・自立を促すのが親の役割

・人目を気にしていたらお金は消えてゆく一方

6️⃣家族に死に様を見せろ

・遺言書を毎年書き直す

7️⃣団塊の世代が伝え残すこと

・有償ボランティアをしよう


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