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妻が単身赴任生活、はじめました。

妻が単身赴任するときの情報が少ない

3月末から妻である私が単身赴任をする生活をはじめました。
*なお、我が家は夫婦のみの子なし、持ち家あり。
持ち家があるという点をふまえ
「別居婚」ではなく「単身赴任」と呼んでいます。

悩みましたが、なかなか人生で何度も訪れるわけではない
「オファーをいただく」という経験をしたので
いただいたお話はやってみてから決めることにしました。
しかし、いざ単身赴任を始めようとすると、
妻側の単身赴任の情報の少ないこと少ないこと。
しかし、これからジェンダー平等が進めば、
珍しくなくなるのでしょうか。
そうなれば、妻側の単身赴任の経験がどなたかの役に立つかもしれません。
そう思って書き残すことにしました。

妻として思うこと

妻として単身赴任する側から、わたしが思うことは以下の通り。

  • 家事(特に食事)

  • 気持ちが離れないかどうか問題

  • 単身赴任をすることへの自問自答

家事(特に食事)

食事は家族としての機能の中で根幹を支えるものの一つです。
男を掴むにはまず胃袋から、とはよく言ったもので、
吉本隆明も同様のことばを遺しています。

女性が、じぶんの創造した料理の味に、
家族のメンバーを馴致させることができたら、
その女性は、たぶん、
家族を支配(リード)できるにちがいない。
支配という言葉が穏当でなければ
家族のメンバーから慕われ、
死んだあとでも、懐かしがられるにちがいないといいかえてもよい。
それ以外の方法では、どんな才色兼備でも、
高級取りでも、社会的地位が高くても、
優しい性格の持主でも、
女性が家族から慕われることは、
まず、絶対にないと思ってよい。
吉本隆明「わたしが料理をつくるとき」(「わが昭和史」ビジネス社,2020年発行(電子版))

男尊女卑だ!とかそういうことではなく、
それくらい食事のインパクトは大きいということです。
この文章を書かれた吉本隆明は料理をつくっていた側だそうなので
説得力が違いますね。

食事の問題はかなり大きいので、
そこはじっくり話し合いましょう。
我が家はひとまず、わたしが帰省する時に
ある程度作り置きをする、ということになりました。
ちなみに単身赴任先では冷凍宅食のNoshを注文します。

気持ちが離れないかどうか問題

単身赴任ときいて多くの人が、
「不倫するんじゃない?」と思いませんか?
単身赴任とググろうとして、スペースを入れると
予測に「不倫」がめっちゃ出てきますw
世の中そんなもんなんですね。
遠距離恋愛でもあるあるですし、
物理的な距離は心の距離に比例しやすいということです。

これに関してははっきりと
言葉に出して伝えるしかありません。
また、必要以上にこまめに連絡を取るべきです。
これくらいいかな、は禁物。
ちなみに、やったー独身生活だ〜!と
羽根を伸ばしたいならば止めませんが
意識していないと劣化するのが人間関係です。
それは夫婦間も同じ。
メンテナンスを忘れずに。

我が家では、「こまめに連絡を取る」ことにしました。
(のっけから夫に既読スルーされて半日落ち込みました)
生活時間もずれている我が家は特に意識が必要です。

単身赴任することへの自問自答

単身赴任をするということは
自分だけでなく家族にも負担を強いることになります。
さらに、これは「妻の」単身赴任に限ったことかもしれませんが
「え?単身赴任するの?!」という反応が
至る所で見られ
そこまでしなきゃいけない仕事なんだろうか・・・と
自問自答が開始されます。
特定の場所でしか叶えられないことであれば良いのですが
今の時代、テレワークやサテライトオフィス等
選択肢が多い分、余計に悩みます。
自分で決めたなら、意志を強く持ちましょう!
夫に味方になってもらうのも大事なポイント。
夫の反対を押し切っていくのはなかなか大変ですよ。

まとめ:妻の単身赴任にはならではの悩みがある

単身赴任をしてもやりたいと思える仕事に出会えたことや、
離れることを許してくれた夫に感謝することを忘れないでください。

キャリアの中で避けて通れないなら、覚悟を持って臨みましょう。
男性の単身赴任以上に世間の目はキツいですが、
それだけの成果はあるはずですよ!

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