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イヤイヤやっているコトを思考停止でやる方法

みなさんは家事や掃除をどのようにされていますか?
面倒くさい、イヤイヤ仕方なくやっているという方も多いのではないでしょうか。

やどかりやどこも特別に家事が好きではないため、ほぼ義務感でやっていました。

特に、数ある家事や掃除の中で一例をあげると、
同居している義実家のお風呂掃除は多分、毎回ダスキンのプロ掃除なみだと思います(ダスキンさん、頼んだことないけれど、もっとすごかったら本当にごめんなさい。例えでございます)

洗濯物の干し方も適当にやっている(ように見えた)自分の母のやり方を全否定されるルールがあります。(お母さん、ごめんなさい)

パートナー家族のもと、俗にいう「義実家」に嫁いで、まず一番大変だったのが、この日常の家事のやり方を覚えることでした。

【我が家のお風呂掃除ルール】
・毎日のお風呂で最後に入った人(ほぼやどかりやどこ)は水滴を全部吹き上げてでること(ドア全面も、レールの部品もすべて外して、湯舟以外の天井や窓も六面全部)

・週一回のお風呂掃除は、お湯の噴射口、換気扇やフィルター、引き戸のドア、ドアのレール、シャワーヘッド、備品置き場など外せるものはすべて分解し、部品をさらに最小に分解。細かい隙間を、ようじ、綿棒、古歯ブラシ、でかきだしながらすべて洗う。

・天井や壁、床など大きな面はブラシや専用のスポンジで全面を洗い、流した後は、全部吹き上げて、水滴を残さない。(専用の器具がいろいろあります)

・終わった後は、換気を最大にかけて3時間完璧に乾かすこと
etc

とまぁ水回りはほぼこんな感じで、年末の大掃除みたいなことを毎週します。

なので、ピンクぬめりやカビというものを見かけることがありません。

お風呂以外のトイレや洗面台、台所掃除も準じて、ほぼ毎日か数日に一度は同じようなことを徹底的にやるので、気持ちいいといえば気持ちよく過ごせます。

んがっ、

これって普通なのでしょうか?実家はゆるかったので、最初びっくりしました。お風呂掃除だけで2~3時間かかります。
逆に実家に久しぶりに帰省すると、汚れが目に付くようになりました。

このくらい掃除できたら、ハウスクリーニング会社にも就職できるかしら、と思ってしまいます。

【我が家の洗濯物ルール】
今まで、冬でも乾燥していて、晴れる日が多い関東しか住んだことがない私は、洗濯物はパパっと干しても夕方には、カラッカラに乾いているのが当たり前で、特に気にせずドラマで見るようにハンガーにかけたり、ピンチにぶら下げて、外に干していました。雨の日は浴室に下げて、ランドリー乾燥をして乾かしていたので、何の疑問も持たず洗濯をしていました。

ところが、嫁いだ先の北陸の天気と言ったら、、、、
・晴れの日より曇りや雨の日が多い天気
・すぐに天気が変わりやすい
・冬でも雷がしょっちゅうなり、雪雲から稲妻が光る
・関東より湿気がある


という気候なので、洗濯物をただ干すだけでは完全に乾かないこともしばしばあります。

湿気があるので、
・静電気がおきにくい
・お肌が乾燥しづらいので、老化予防は乾燥する地域よりできる


というメリットもありますが、やはり外で服や布団を干したいという人には悩ましい気候なのです。

義実家ルールでは
・洗濯機から洗濯物を出すときに分別して、たたいたり伸ばしてしわを無くしてたたんでからかごに入れる(まだ出したばかりで濡れていますが、たたむ)
・洗濯機に服を入れるのは洗う直前に入れる
・選択を干すときに再度しわを一つずつ丁寧に伸ばし、方向と形を整えてから干す
・昼になったら一回「テレコ(反対にひっくり返すの意味)」にして日が少しでも当たるようにする
・たたむときは洋服店に並べるようにたたみ、それぞれの収納に入れる
というルールがあります。

皆さんの家ではどんなルールがありますか?

これも普通のことなのでしょうか?
私はずぼらな、殻とじこもりのやどかりなため、最初は覚えるのに必死でした。指摘されてやり直されること数え切れず・・・。

と、日ごろの一場面を書いたのに、長くなってしまいました。

もうですね、とにかく数年以上イヤイヤ、義務感でやっていたわけでございます。10円玉ハゲも殻にできるわけです。

ただ、先日「ワイヤレスイヤホンで耳を塞いだら不思議と自分の世界を取り戻せたお話」の記事に書いたように、聴覚を通じて自分の興味の方向に意識を持っていったこともあり、このイヤイヤ家事が時間をかけて習慣化されて、何も考えずに手と体が動いてやっている状態に持っていくことができました。

最近よくいう、仕組み化、習慣化ができるようになったということです。
私の場合、自虐的な面もありますが、同じ環境を苦のないものにかえていくというのを突き詰めたら、プログラミングみたく、行動を自動化することが一番早く苦から離れる術でした。

この習慣化、いろんな方が発信していますが、最近以下の記事を見かけたので、やどかり流に深堀りして、のちのちの自分を鼓舞するためにもちょっと書いていこうと思います。

■面倒くさいとやらない人が3~4割

2020年10月27日の厚生労働省の「令和元年「国民健康・栄養調査」の結果」の発表で、

食習慣・運動習慣の改善に無関心な人が3~4割
という結果がでていたそうです。

・「改善するつもりである」者及び「近いうちに改善するつもりである」という人の中でも実際にはできていない方は、仕事や家事などで忙しいとの理由が最も多く「面倒くさい」との回答も目立った。

とありました。
やったほうがいいことは知識として「知っていはいる」けれど、「めんどくさいからやらない」という人が結構多くいるということです。

かくいう私も殻にとじこもっていたくらいですので、その3~4割に入っていたわけですが、やっとこさ重い殻を持ち上げて動き出す仕組みづくりを始めることができつつあります。

このnoteもその一つ。
家事を体に覚えこませて考えなくてもできるようにすることも一つ。

では、どうしたらこういう面倒くさいと思っている人が良い習慣を身に着けていけるのでしょうか?

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ご存じな方もいらっしゃるかもしれませんが、有名な習慣化の実験があります。
『人間の習慣化』の実験をした
フィリッパ・ラリー博士は、”習慣化に必要な期間はどの程度なのか”、”習慣化するには、どのような過程を経るのか”を調査した結果、


【人間が習慣化するためにかかる期間】
最低3週間(21日)
平均で2か月ちょっと(66日)

 ※簡単な行動から複雑な行動になるほど、期間が延びることがわかった

と発表したそうです。
(参考論文:ロンドン大学のPhillippa Lally 博士たちのリサーチ記事より)

この実験結果からわかることは、
習慣とは記憶の蓄積ということ
鉛筆の持ち方や毎朝の支度、お風呂に入る一連の動作のように記憶が蓄積されたら、そこに思考が入らずとも体が動いていくようになりますよね。
習慣化とは身体的なトレーニングと同じです

最近のやどかりやどこの場合に当てはめると、朝に白湯かレモン水を飲むという習慣がなかったのですが、体に良いと言われているので試しに3週間やってみたところ、最初は「うわ、これを毎日かきついな」と思いましたが、一ヶ月以上たったころから何も考えず、朝起きたら用意して、飲むという行動になってかれこれ3ヶ月以上たち習慣化していました。これは簡単な行動改善だから早く習慣化できたと思います。

でもほとんどの人は
「そんなこと言っても新しいこと取り組むのは面倒くさいし、正直無理です」と思っていつもの日常に戻って行ってしまうのではないでしょうか?

ただ、日常に戻って漫然と過ごしていても頭の片隅に「よくないとはわかっているんだけれどねぇ」という罪悪感にも少し似た感情がずっとこびりついて過ごすのではないかなと思います。私がそうでした。

変わりたいけれど一歩が踏み出せないし、自分の一歩に自信が持てない、飽き性の自分を想像してブレーキをかけてしまう、という心の状態です。

それを打破するには、
1.強制的にやらなきゃいけない環境に身を置く(私の場合義実家)
  →(具体的アクション)友達に公言して後に引けなくする、行動が終わらなければ、次の予定に移らない、仲間と一緒にやるなど

2.自分が全く別人でになったと思い込んで演技をしてみるでもいいから、一回だけやってみる→できた自分をほめる→次の日も少しだけやってみる→少しでもできた自分をほめるを繰り返しをして、体の記憶を通して精神面を鍛えていく→無意識に行動にうつせるようになる

しかないのではないかなと思います。
最初の話に戻しますと、イヤイヤやっている家事も時間はとてもかかりましたが、数年以上かけて、考えなくても体が勝手にやってる状態になりました。

昔はすごい長い時間に感じながらやっていたことが、定期的もしくは当たり前の動作だと体が覚えることで、思考を停止ししながら、短時間で終わったと実感できるようになります。

ワイヤレスイヤホンをしながら、本日もお風呂をふきふき、こんなことをぼんやり考えていたので書きました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。





大学で法学部と商学部を行ったり来たり→卒業後美容業界店長になり全国で1位売上実績達成→結婚を機に同居→派遣業界で仕事紹介業務と経験→日商簿記1級を生かして一人経理で会社を裏で操ってます。世を忍ぶやどかりやどこのことを応援したくなってしまったそこのあなた、一緒に殻に入ります?!