髪が長くてウエストが手首くらいの女
あれは小学3年生の時
夏の暗い夕方の出来事だった
僕は体調を崩し実家のソファーで横になっていた、半分寝ていたんだ
ふと気づくと家の外から人の泣き声が聞こえた
それは同級生のお友達の妹が僕と遊びたいと家の外でめっちゃ泣いていた
泣き声で目が覚めた僕は何となく2m程先にある電源が切れたテレビに目をやった
あれは今でもはっきり覚えている
何故かは知らないけどテレビと壁のほんのスペースも無い隙間に
本当に怖い動画とかで見るような、白い服を着た女がどんよりした暗い雰囲気で正座をしながら下を向いていたんだ
なんだろ
俺は普通に人がいるだ、と思ってその時は一切恐怖の気持ちが無かった
ただずっとその女を眺めていたんだ
でも明らかに普通の人間じゃないと思った点が一つあった
何故ならその女のウエストは尋常じゃないくらい細かった、それに違和感を感じたのは覚えている
本当に手首くらいの細さのウエストだった
それを見てから数年が経って母親と何となく怖い話をする流れになった。
その話を聞いて僕はほぼ泣いていたに近いでしょう
母親が話した話は
僕が見た時間帯で僕が見た場所で全く同じ女を見ていたんです。
その話を聞いてすごい鳥肌が立った
普通に考えるとありえない事が起こってしまったと言う話でした。
あれは一体なんだったんだろう。
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