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【エッセイ】額縁
小野不由美の十二国記シリーズは高校時代の愛読書。古代中国に近しい独特な世界設定はそのままで、作品毎に異なる主人公が厳しい現実を乗り越えて成長していく姿には心を動かされ、山田章博氏の緻密で美しい表紙も素晴らしく、魅力を更に引き立ててくれる。
で、先日。新潮社のオンラインショップで複製原画を見つけると、興奮冷めやらぬまま頼んだ。のだが、順番が狂った。手元に届いたのにもかかわらず迷いすぎて未だ注文すら済んでいないのが額縁。もっと早めに用意したうえで迎える予定だったのだが、折角なら相応しいのに入れて飾ろう、と、妙なこだわりを持って、妥協せずに探し回ってるうちに先に到着したのだ。値段を抜きにしても結構、悩む。金や銀色だと格式高く感じられるしイラストと同系色であれば、しっくりくる。フレーム次第で雰囲気が大きく左右されるのがよくわかる。決着が着く気配がなさそうなので、しばらくの間は未開封で取っておこう。