まだつづいている「安倍隠し」

「学術会議」問題。
あまりに情報が、ごちゃごちゃしている。
私なりに整理してみると。
①学術会議が「候補者名簿」を提出したときは、菅はまだ官房長官。安倍が首相。
②安倍が、「候補者名簿」のなかに気に入らない学者がいることに気づき(側近が、かもしれないが)、排除を画策。
③杉田が6人排除を安倍に報告。菅「官房長官」はこれを知っている。
④6人排除後の名簿が菅「首相」に提出され、菅は印鑑を押した。
⑤赤旗が「6人任命せず」を特報。
⑥なぜ任命されないのか、と質問されたとき、菅は、「官房長官」時代のように、「総合的、俯瞰的観点から判断した」とテキトウなことを言った。自分が判断したわけではなく、安倍-杉田が決定したこと、他人がやったことなので、「官房長官」時代の記者会見の「癖」がそのまま出てしまった。まさか、自分の責任が問われるとは思わなかった。
⑦そのため、「発言」が右往左往する。
⑧加藤も、状況が正確に把握できないのでテキトウなことを言ってしまう。(菅が基準みたいなものを示し、それが共有された、という発言は、責任は菅にあると言うようなもの。)
菅の「決裁日」ではなく、学術会議が「候補者名簿」を提出した日にまで遡って、事実を点検しなおす必要がある。
一度記者会見で、「安倍の指示か」という質問が出ていたが、たぶん、そこが「核心」。
安倍とか、麻生とか、二階とか、みんな「沈黙」を守っていることが、その「証拠」になるかもしれない。
なんといえばいいのか。
「安倍隠し」は、いまもつづいている、と見るべきなのだろう。

マスコミ批判、政権批判を中心に書いています。これからも読みたいと思った方はサポートをお願いします。活動費につかわせていただきます。