オークス 2022

オークス

レース展開

1.コースについて

東京芝2400m

正面の直線からスタートし、最初のコーナーまでが約350mでこの間で先行争いがある。
1コーナーから2コーナー、向こう正面入口あたりまで緩い下り坂になっており若干加速する。
基本的には12秒前半のペースで流れて、厳しい流れではないが2400mの割には早めに流れる。
3コーナーからの下り坂で加速してそのまま直線に向かう。残り3ハロンが11秒台で走れる脚が必要となる。

2.レース展開について

前走逃げた馬がラブパイローとパーソナルハイの2頭。しかしテンのスピードはマイルに出走していたサウンドビバーチェとウォーターナビレラのほうが上。ハナを狙いにいくのならこの2頭のほうが有利になると思う。実際はパーソナルハイとサウンドビバーチェの争いになると思うが、パーソナルハイがハナに立つと予想する。
パーソナルハイは前走のフローラSで逃げており、今回400mの延長となるがほぼ同じぐらいのスピードか若干遅めになるだろう。
ミドルペースの中でもスローよりになるとみる。

3.人気上位馬の位置取りについて

人気上位馬|距離

①ウォーターナビレラ|800延長
③アートハウス|400延長
④ルージュエヴァイユ|400延長
⑥サークルオブライフ|800延長
⑧ナミュール|800延長
⑨エリカヴィータ|400延長
⑱スターズオンアース|800延長

⑧ ④⑥ ⑱⑨③① →→進行方向

ルージュエヴァイユとサークルオブライフは上手く外へ出せるのかが鍵となりそう。
ナミュールは脚が残るのかどうか。

4.展開による考察(印)

◎ルージュエヴァイユ

フローラSは馬場傾向が前に有利で、尚且ルージュエヴァイユは抜け出すのに時間がかかり5着が限界だった。しかし上がりは最速で、ミドルペースへの対応と上がりがかかった時の対応も問題無さそう。
もう少し枠が外目だと不利受ける心配は減ったと思うが、道中は馬群で我慢し、直線は少し馬場は悪いが内から前に抜け出しても良いと思う。血統的には少し荒れた馬場でも対応出来ると思うのもありこの馬を本命にした。

○サークルオブライフ

桜花賞では前と内にトラックバイアスがあり、外枠で追い込み馬のサークルオブライフにとっては厳しい競馬となった。それでも大外を回っての上がり最速で4着となり勝ち馬とは僅差で桜花賞での着順は問題無いだろう。
それでも対抗まで評価を落としたのは、今年の桜花賞のレースレベルに疑問があり信頼しきれないところがあり対抗とした。
血統的には距離延長はプラスになるのは明白で、位置取りには自在性があり展開に左右されず安定性は1番と言える。

▲エリカヴィータ

ルージュエヴァイユと同じフローラSに出走して勝った馬がこの馬。今年のフローラSと流れが今回のオークスに似た流れになると思い、フローラS組を評価した。先行してからの上がりも使えるため、枠的にも動きやすく前につける中では好印象を持っている。

△プレサージュリフト

桜花賞で強い競馬をしたのはこの馬もそうだと感じた。サークルオブライフのところに書いたとおり、後方馬には不利なレース展開だったが、上がりが速かったが最後方に居たプレサージュリフトには無理な展開だった。東京コース変わりに距離延長もペースが遅くなるのもプラスなため、この人気なら妙味しかない。差し切るまでは厳しいと思いこの印まで。

『買い目推奨』

単複 ◎

ワイドBOX ◎○▲△

『おまけ』

三連単 ◎○→◎○▲→◎○▲△

馬単  ◎→○▲△

□レース回顧(レース後追記)

レース結果

1着 スターズオンアース

2着 スタニングローズ

3着 ナミュール

サウンドビバーチェが他馬に蹴られたことにより放馬し、発走時間が大幅に遅れるアクシデントがありました。

待たされたことによる集中力の欠如や気合い乗りの変化も多少なりとも影響があったように思います。

それらはこちらの予想では分からないので、展開等に関してのみ回顧します。



サウンドビバーチェが居なくなったのでパーソナルハイが単騎逃げになるかと思ったが、三浦騎手が乗るニシノラブウインクが外から先頭に立ちハナを切りました。パーソナルハイは2番手に控え、続いてアートハウスの順に進んでいきました。

ペースが遅い割には縦長となり、人気のサークルオブライフは最後方からの競馬となりました。出負けし挟まれての後方で少し不利があったように思えます。

最後方と予想していたナミュールは中団やや後方、スターズオンアースと並ぶような位置で競馬が出来ました。



道中はペースが緩みかなりのスローペースでオークスらしい直線瞬発力勝負となる展開でした。逃げ馬がそれなりに揃っていたわりにはスローで、逃げ馬が後ろを離していたので数字よりもかなりスローであったように思えます。

最後方から競馬をしていたサークルオブライフやルージュエヴァイユ、ピンハイ、プレサージュリフトらは厳しい展開だったと思います。


中団から抜け出したスターズオンアースが桜花賞に続きオークスも勝利し、牝馬二冠を達成しました。

2着は前目から抜け出したスタニングローズ、3着はスターズオンアースと同様な位置に居たナミュールという結果でした。


*ルージュエヴァイユ

後方から5番手ぐらいの内側に付けての競馬。もう少し前でもと思ったが、スターズオンアースやナミュールを前に見ながらで良い位置に思えました。

直線では大外に出すのにかなりロスがあり、また外に内にフラフラした走りで、スタミナ的な問題か身体が出来てないからか伸びるまでにかなり時間がかかりました。すんなり伸びていればナミュールあたりとは良い競馬になった気もしますが、直線に入ったところで大きな差があり難しかったように思えます。

血統的には今の東京競馬場の内の荒れ馬場ならこなせると思い、内枠でもと思いましたがジョッキーは大外に回しましたね。

ナミュールが内の空いたところを抜け出して来たのを見ると、そういう競馬もあったのではとまた思ってしまいます。ヨレることなく走れるようになると良いところいけそうなので次に期待します。



*サークルオブライフ

スタートで若干不利があり最後方となった。結果を見ればこの位置取りではどうしようもない展開だったが、デムーロ騎手的には問題ないと考えていたように思えました。

ペースが遅いのに気づき道中で位置を上げて行ければもう少し結果は変わっていたように思えました。

距離が伸びるのはプラスと思い重い印を打ちましたが、マイルが適性があるように感じるのと、待たされたことにより集中力がスタートから無かったようにも思えました。

*スターズオンアース

血統的には距離延長がプラスに働いたように思うのと、前回の桜花賞では2着馬、3着馬ほどのトラックバイアスを受けて居なかったように思えます。
ルメール騎手の折り合いの上手さにより、待たされたことによる意識の変化を緩和出来たとも思えました。
抜け出す脚は見事でしたし、東京も今は合いそうです。直線でヨレるのは解消されているみたいです。


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桜花賞に続き不利があった馬も見受けられたので秋華賞もまた難しい予想となりそうです。
勝ち馬が強い競馬をしたし、ナミュールもハービンジャーの血があるように内の荒れ馬場もこなせました。横山武史騎手の好騎乗だったと思います。







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