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キラキラ(エッセイ)

 キラキラ輝いている。
そんな話をしていると、自分のキラキラが霞んでいく。
 自分の夢や目標やら、そういうことに向かっている人や生きることに積極的に行動している人をみると、自分のキラキラが霞む。
 何でだろう?何でだろう?何でだ、何でだろう?と昔流行ったコントの歌が頭をよぎる。
 明があれば暗がある。楽しいお祭りの中で1人迷子になってしまったような、楽しい遊園地で1人はしゃげないような、そんな感覚がある。
 これは、今に始まったことでない。小さい頃からずっとそうだった。
 遊園地は好きではなかった。ジェットコースターのスリルもお化け屋敷の怖さも、観覧車も回転木馬も楽しいなぁなんて思えなかった。
 そんな変わった子だった。
 変わってる。よく言われる。宇宙人だともよく言われる。
 その度に、そう口にする。あなたが、変わってるんだよ。宇宙人なんだよ。と心の中で思ってしまう。
 人は自分を写す鏡さ。なんて思っちゃう。そしてクスクスしてしまう。
 価値観はみんな違う。だから、生きていくのは大変だ。
 確かに、この地球で生きていくのは、息苦しさがある。でも、ここに今、生きているのだから、波長を合わせなくては、生きられない。
 あ!波ちゃんの登場だ。波の長さを整えることが大切なのか?はたまた波の上下をなくすことなのか?
 みんなで一緒に楽しく波乗りできたらいいのにね。やはり、人は孤独なのか、だから、人と共感しあいたいのか。
 何をブツブツ、グズグスしてるんだ。ともかく前進するのみ。行動するのみ。私のキラキラを自分で磨くしかない。
 過保護に育ったせい?で甘えん坊すぎるのかな?
 かつては、あんなに輝いていたのにね。なんでこんなに汚れてしまったのだろう。
 いつになったら、キラキラと這い上がれるのだろう?
 いつになったら、輝けるのだろう?
 キラキラ、キラキラ、キラキラ、今はみんなの光りが眩しすぎて、痛い。

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