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だからこの古民家に息を吹き込もうと思った

私は今、自分が生まれ育った家を自分の手で甦らせようとしている。
素人の私が自分で古民家をリノベーションするなんて無謀だ。
できるはずがない。
そんな声がたくさん聞こえてきそうだ。
私もそう思う。
それなのにどうして。

父が創業で、私たち夫婦が後を継いで働く町工場が古民家の隣にある。
祖父、祖母、母が亡くなって、ずっと忘れ去っていた家。
毎日通う工場の隣にあるというのに。

ある時ふとあの家が気になった。
急にあの家に行きたくなって、仕事の手を止めて家に向かった。
玄関のドアをガラッと開けた。
その瞬間、すっかり忘れ去っていたあの家の匂いが全身を包み込んだ。
同時に声が聞こえた(心霊系ではないよw)

妹と私の「ただいまー!」
勝手口をガラガラっと開け閉めする音。
賑やかな家族の声。

一気に涙が込み上げた。
と同時にこの家を大切に思っていた自分に気がついた。
そしてこの家が私を待っていた感覚にとらわれた。

そう。
この家は待っていてくれたんだ。

◯イベントのお知らせ
【アースオーブン仕上げ&自分と繋がる入口見つけ】
2022年9月17日 10:30〜15:30

現在古民家にアースオーブンと言われるピザ窯のようなものを作っています。
その材料には、リノベ中の古民家から出た土壁を再利用しています。
どなたでもお気軽に参加頂けます。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

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