due to weather
10月になった新千歳空港に 積乱雲モクモク。地上はもう秋の空気なんですが…。
お昼過ぎ、あたりは明るいのに新千歳空港だけが雲に入り、強い雨が降ってきました。少し北の空知方面は 雨雲レーダーが真っ赤!
そのころ新千歳空港の東方では、日本航空の旭川行767が旋回していました。旭川に向かうコース上の強い雨雲を避けて、迂回するのでしょう。
12時34分、新千歳空港。
積乱雲のハサミに捕まりそう。こんな雲に突っ込んだら怖そう。滑走路19Lの進入経路はなんとか大丈夫そう。
中国本土と道内を結ぶ直行便が途絶えて3年。今年7月から週2往復で運航再開した新千歳~上海便は、いま週3~4往復にまで増えているようです。この便は上海から3時間足らずで到着しました。
さきほど迂回していた旭川行のJAL便は、こんな不思議な経路で無事到着したようです。大きくS字(Z字?)飛行したのは高度処理のため。
新千歳空港や札幌市の上空を FL250(高度約2万5千フィート)で通過しました。札幌の北60km程度、浜益付近までは、FL200(高度約2万フィート)以下は千歳進入管制区の管轄なので、札幌ACCからそれより上の高度を指示されていたのでしょう。
浜益あたりで降下を始めても、短い距離では高度を十分に下ろしきれないのです。
山に雪が残る4月の写真ですが、迂回したJAL便はこの機体です。
旭川空港にちょうど着陸したころの気象レーダー画像です。帯状の雨雲は西から東へと移動していたので雨のピークは過ぎていたと思いますが、13時ちょうどの旭川空港METARでは、まだ TSRA(雷雨)が残っていました。
JAL便の13分後に到着したエアドウの767は、積乱雲の影響をほとんど受けずに着陸できたようです。ほんの少しのタイミングの差なんですけどね。
この機体です。8月に新千歳空港で撮影したもの。
少し荒れた、10月の いち日でした。
※ 写真はすべて、やぶ悟空撮影
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