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SHARPのスマートフォンとメロディ「骨と皮」の話

私はスマートフォンについては小さいものが好きで、今はUnihertzのjelly2という画面サイズ3inchのスマホをメインで使っています。小さいスマホが好きな理由などについては下記の記事で紹介しています。

今回は普段使っているものではないものの、好きなメーカーの一つであるSHARPのスマホの話です。今や国内のスマホメーカーは、Apple、サムソン、Googleなどの大手やOPPOなどの新興メーカーに押されてしまっている感じもしますが、個人的にはSONY、SHARP、富士通などガラケー時代から携帯端末を作ってきている国内メーカーを応援したい気持ちもあります。

私はdocomoのFOMAが出始めたころに大学生だった世代で、日本のガラパゴスなケータイ市場で毎シーズン展開される各社の新製品の新機能を楽しみにしてきたところがありました。シャープ、パナソニック、ソニー、京セラなどの新機種で次はどれにしようかなど悩むのは楽しかったという印象が残っています。

スマートフォンになっても、国内市場では従来ケータイを作ってきたメーカーが引き続き市場で競う流れに変わりはなかったと思いますが、そんな中で私がなんとなく贔屓にしている国内のスマホメーカーにSHARPがあります。

私が初めていわゆるケータイからスマホに切り替えたのは、2011年にAUのINFOBARの初のスマホが出たときでした。この端末は古すぎてもはや起動しても使い物にならないのですが、自分の中ではこれを超えるスマホはまだ出ていないというくらい気に入っていたもので、今も手元に置いてあります。

INFOBAR A01

これはAUのIIDAというコンセプトブランドのシリーズから出たのですが、3.7inchの画面サイズと、下に3つ並んだ物理ボタンと、本体の丸み具合がとても気に入っていました。特に物理ボタンは現在のスマホではほとんどなくなってしまいましたが、個人的には復活してほしいと思い続けていて、このINFOBARの筐体に最新のハードを詰め込んで使えるようにしてほしいと今も思っています。

そのINFOBARですが、スペックには関係ない点で、よくわからないけど何となく魅力を感じていたポイントがあります。着信音に「骨と皮」という奇妙な名前のものがあるのです。着信音を選ぼうと一覧を見てこの名前を見つけたときはびっくりしました。着信音の名前としてはとても変わっているし、なんかちょっと怖い感じもします。音は何というかポコポコ行く感じの優しい音というかメロディーというかで、個人的に気に入ったので、着信音はそれにしてずっと使っていました。

INFOBARが古くなってしまってほかのスマホに買い替えたのですが、その後出るスマホは3.7inchよりも大きなものばかりで、サイズで悩んで使ってはしっくりこずに買い替えてみたりするというパターンがしばらく続き、最終的には3inchくらいの小さいスマホをメインにして、写真、動画閲覧中心のサブ機として6inchクラスのサブ機を使うというパターンに落ち着きました。

それで最近、SHARPのAQUOS sense6を使い始めました。

INFOBAR A01とAQUOS sense6

SHARPのスマホを手にするとまず必ず着信音の設定を見てしまうのですが、最近のスマホでも「骨と皮」はありました。たぶんですが、ケータイの時代から、この着信音が入っていたのではないかと思います。ただそこについては前と同じものを使うことにしているだけで深い意味はないのかもしれませんが、10年以上も、デバイスの形態やOSが変化してきている中で、この独特な名前の着信音を継承してきているというところが、個人的にはとても好きです。

ちなみに、トップ画像にもありますが、「骨と皮」のほかに「血液サラサラ」とか「カキコキ」とか、よくわからない名前の着信音がありますが、これも以前からずっとあったと思います。これらの着信音を企画した人に由来とかこだわりとかを聞いてみたいという気もしています。

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