【今日のごはん・77日目】ラジウム玉子

食べるの大好き。日々のおいしかったものについて、毎日なにかしら書いています。気取らないメニューばかりですが、よかったら覗いていってくださいね＾＾

実家の母が持たせてくれたラジウム玉子、残り少なくなってきてさみしいな。

『ラジウム（ラヂウム）玉子』は、いわゆる温泉玉子のことです。福島県の飯坂温泉は、日本で初めて「ラジウム」が発見された場所だといわれていて、だからここでつくられる温泉玉子のことを『ラジウム玉子』と呼ぶようになりました。

飯坂温泉は母の地元で、実家からも近く、だから子どもの頃から当たり前に『ラジウム玉子』を食べていました。「"ラジウム"食べる？」という会話が日常茶飯事。『温泉玉子』というのは、何かまったくの別物だと思っていたし、“ラジウム”が標準語ではないと知った時の驚きといったらもう…！

一般的な温泉玉子と比べると、黄身の色が濃くて、白身がトロっとしているのが『ラジウム玉子』の特徴です。温泉街のいくつかのお店でつくられていて、包装紙が可愛かったり、タレ付きだったり、それぞれ個性があるのが楽しいんです。常温で持ち帰れるからお土産にもぴったりなんですよ。

いつの間にか、帰省すると母がお土産に持たせてくれるようになりました。さりげなく、「自宅用のついでに買ってくるよ？」と声をかけてくれるのがありがたい。母の地元の味を好きになれてよかったな、と思います。派手ではないけれど、これからもずっと食べ続けていきたい地元の味です。

ラジウム玉子 | 飯坂温泉オフィシャルサイト