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猫を食べてしまった話

愛猫家が多いので最初に断っておきます。

食べようと思って食べたのではなく、恐らく食べてしまったであろうというお話です。でも99%くらいの確率で食べてしまいましたごめんなさい。

中国留学時代のこと、私はとても貧乏でした。お金はそれなりに持っていましたが脱サラしているのでいつ何があっても困らないように月200元(日本円で3,000円相当)で暮らしていました。

ある日、留学先の大学から最寄りの地下鉄に乗るとき、小腹が空いてしまいました。そんな時、私は羊肉の串焼きをよく買っていました。大体新疆人が屋台でやっていて一本2元くらいでした。食べてて何となく脂っこいというか、羊肉臭くないとは思いましたが香辛料が掛かっていたのと空腹は紛らわせることが出来たのであまり気にせずにいました。

次の日、地元のニュースを見ていたら、地下鉄駅近くの公園にいた猫が40匹だか50匹ほどいなくなり、調べたところ新疆人が捕まえて食べてしまったと報じていました。近所で餌やりをしていたおばさんが、可愛がっていたので残念だと話していました。

あれ?昨日私食べたのひょっとして猫?寒気が走りました。

羊頭狗肉でなく羊頭猫肉ですかね。もし食べてたら猫ちゃんごめんなさい。

でも日頃食べている動植物、命を頂いているのですからいつも感謝ですよね。

逞しき中国庶民の話、シリーズ化出来たらと思います。

予想外からの斜め後ろくらいからのことを普通にやらかしてくれるから中国は全然退屈せず楽しかったです。疲れますけど。

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