見出し画像

一難去ってまた一難【養蜂生活773日目】

今週末もいろいろあった…
土曜日に今年の第一回目の養蜂場見学会を企画しました。2年前に東京ビエンナーレに参加した際には、キチンと見学者の募集をしたことがありましたが、定期的に企画し、募集するのは今回が初めての試み。
今週は見学会に集中すれば良い筈だったのですが…

【予定外の着信 5/26】
AM11:00 在宅ワークのオンライン会議の最中、突然見知らぬ番号からスマホに着信があった。
「〇〇社の〇〇です。どうやら分蜂しちゃったみたいです。屋上の植栽にミツバチの大群がいますが、どうしたら良いですか…」


「今、オンラインの会議中なので、とりあえず昼休みにいくよ」

送られて来た写真はこちら…

「ミツバチのなる木」
…完璧な分蜂ですね🐝
いつか起こるのでは?と思いつつも「うちの子に限っては…」バカ親っぷりを発揮して特に用具も準備もしていませんでしたが、とうとうこの日が…

かなりの蜂数。
私自身、実際に分蜂群をみるのは初めて

不幸中の幸いは、第二養蜂場の女王蜂の羽根切りを行っていたので、養蜂場内に分蜂群が留まってくれたこと

銀ぱちの田中さんにすぐに電話し、対応策を確認「手に届く位置なら巣箱を群の真下に持っていき、払い落として7割ぐらい入れば大丈夫な筈、ハチミツを入れておく良いよ」

昼休みになり、慌てて養蜂場に向かう。
分蜂群とご対面なのだが、蜂球はそれほど大きくない。
ぶんぶんと多くのミツバチは飛んではいたけど、送ってもらった写真の1/3ぐらいの大きさ。

脚立に乗って、空の巣箱を頭上に載せる(思いので…)
教えられた通り、巣箱の中にミツバチ達を払い落として無事救出。
作業時間はものの20秒!

…しかし、残り2/3の他のミツバチたちはどこに行ってしまったのだろうか??

夕方に巣箱の様子を伝えてもらう約束にして、午後の仕事に戻った。
         •
         •
         •

夕方、連絡が入った。。

「移した巣箱には、ミツバチは1匹もいなくなっていました」

つまり、女王蜂は回収したミツバチ達の中には居なかったということです。
女王蜂と働き蜂たちは、一体どこに行ってしまったのでしょう。。。
「ミツバチの大群が木に止まっている」
見知らぬ人からの着信が来ないかと怯えながら、眠れぬ夜を過ごしました。


【5/27 第二養蜂場】
……幸いにも分蜂群の通報電話はありませんでした。
分蜂騒ぎの真っ只中ではありますが、本日は養蜂場見学DAY。5人の見学者にエントリーしていただきました。


今回お申し込み頂いたのは、全くの新規の方ではなく、5名のうち3名は、文京区で我々と同じ時期に養蜂を始めた「ぶんぶく屋上養蜂部」のメンバーでした。残り2名も親子連れの方で、銀座でマルシェを行っていた時にお越し頂いた方でした。

(せっかく、記念すべき第一回の見学にもかかわらず、バタバタしていて写真を撮り忘れた…)

そして、奇跡⭐️〜
見学者が来られる前に、巣箱の周りを掃除していると、、、
何と、逃亡した「女王蜂」を発見しました!!約一日、巣箱の周りを散歩していたようです。
(これも写真なし😭)

とりあえず、王籠に入れて保護しました。

分蜂群とおぼしき、真ん中の巣箱をまず開ける事にした。
分蜂が起こった以上、半分以上の働き蜂と貯蜜の大部分は無くなっていることを覚悟で巣蓋をあける。。。


🐝🐝🐝🐝が溢れているー

びっちり…
二段目もずっしり重く、貯蜜量も減ってない…嬉しい誤算😃

とはいえ、分蜂の事実は間違いないので、新女王蜂を探すべく内検をする

なんとー!
オス枠の中に、女王蜂が産まれた王台を発見しました。

…完全にオス枠だから…と見過ごしました。

そして、もう一箇所破れた王台を発見。
また別の巣枠には立派な王台を「二つ」発見しました。こちらもすぐにでも産まれそう。。。


そして発見しました。

新女王蜂です🐝
上に書いたように、王台が破れていたので、女王蜂はもう1匹いるかもしれません、んー、かなり厄介なことになりそう

今回、処置として行ったこと
①新女王蜂を発見した巣箱はそのまま(=女王蜂の交代)
②旧女王蜂は、数枚の枠と共に別の巣箱に引っ越し(産卵を一時的に止めてでも、女王蜂の体力を回復してもらうと共に、ミツバチ達の分蜂熱を抑える
③残った王台2つも女王蜂誕生を目指して、別の巣箱に移動させた

あと、オス枠についてはオス切りを行いダニ退治をしました。そこそこの数のダニを発見…心配だ😟

【5/28第一養蜂場】
前日とは、打って変わってのんびり内検

ちょっと少ないですね、

それでも蛹はたくさん

ミツバチが誕生した後は花粉が詰まっている
今年は、花粉が多い気がする…

お試しの枠はここまで大きくなった

二週間前

かなり大きくなりました。卵もありました。
しかし、、、全部オス♂


第一養蜂場の群にも立派な王台がありました

ローヤルゼリーです。
想像以上に酸っぱくて喉がイガイガして決して美味しいものではないけど栄養満点💯
女王蜂が1-3年生き続ける秘密です。

【今日の一枚】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?