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乳飲み子がいるからこそできる創作を

ご無沙汰しております。
無事5月に出産を、6月に里帰りを終え家に戻ってきました。
実家であてがってもらった和室が全然Wi-Fi飛んでこなかったというのもあるけれど、赤ちゃんのお世話でバタバタ、もしくは休めるときは休まないとしんどいという状態だったのでノートPC、開くのとんと久しぶりです。(ついでに久々に公式サイトも更新したので見てくださいね)

今は赤ちゃんの生活リズムも落ち着いていたところです。
妊娠中・出産・育児でしんどかった時期があるのですが「そんなこともあったかもしれない」と、どんどんうろ覚えになっています。

今年の秋に逗子アートフェスティバルで発表する予定の小さめのインスタレーションでは、そういう育児や出産などに対する不安や葛藤をテーマにする予定です。

こういった事柄に限らず、往々にして時が経てばおさまる事柄も多いのですが、当事者の際に感じるあのしんどい感情や、心の対立を大切にしたいと思っています。

作品を実際に作るときに、「あれー?どんなこと考えていたんだっけ?」とならないようにnoteで備忘録を記そうと思います。

なお、逗子アートフェスティバル2021は10月中旬〜11月中旬に第一期が開催されるそうです。自分もそれに参加予定です。
8月下旬から茨城県の「みなとメディアミュージアム」にインスタレーションを展示するので、逗子での展示作品の制作は主に9月から実施予定です。

まだ2ヶ月にもならない子を抱えての制作ですが、育児だからといって作家としての生き方を止めることなく過ごします。
とはいえ、今の自分(と子)のキャパシティ内でできることには限りがあります。壮大な作品を考え、「もっとこうしたかった」「この子さえいなければ」という後悔が生まれないよう、少々規模は小さめです。

規模が大きかったり、手数が多いと感動はしやすいとは思いますが、作品のクオリティー自体には全く関係ないと思うのです。(注:手数が執念そのものであったり、規模が大きいことで産まれるコミュニケーションの輪となりうる性質のものは別問題だと思います)

欺瞞・怠惰・妥協・見栄・虚栄心に踊らされることなく、自分の感情や思考に深く向き合い、誠実な表現を行います。どうぞよろしくおねがいします

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