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tonewicker
ラブストーリーは突然に①
高2の冬。
学校の友達と夜遊びに行くことになった。
そこには同級生の男の子とその友達もいて、IWGP並みに西口広場でたむろしてた。
初めて会ったその同級生の友達は、私よりも大人びて見えた。
ルーズソックスに制服のスカートを極限まで短くしてた私もそれなり大人っぽいと思ってたけど、それよりも落ち着いた雰囲気で、金髪の見た目とは裏腹にとても礼儀正しい人だった。
何を話したかは全然思い出せないが、彼は私を当時住んでた場所まで深夜に送ってくれた。
当時は確かLINEなんてなくて、メアドとウィルコムを交換した。
翌日。
昼過ぎにいきなり昨日の彼から電話が来た。
「なにしてるの?」
「今、起きたよ〜、、」
「今日暇なら遊びに行かない?」
「うん、全然いいよ〜、今どこ?」
「今、下、、」
窓から外を見たら、バイクと彼が居た。
私が昨日忘れていった革ジャンを振り回しながら手を振っていた。
♪ジャジャジャーーン
(by小田和正 ラブストーリーは突然に)
今考えると、まるでドラマみたいなワンシーンだったと思う笑
私はそのあと彼のバイクに跨り、初めてデートに行った。これもまた何を話したかは覚えてないけど、彼は一時もわたしから目を逸らさなかった気がする。
その日から彼の猛烈なラブコールが始まることになる。
りゅん。
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