シャニマスオタクにお勧めしたい映画【トラペジウム】
どうも、ヤバスギ謙信です。
トラペジウムという映画を知っているだろうか?
乃木坂46一期生である高山一実が原作を務め、スパイファミリーなど数々の作品を手掛けてきたCloverWorksが制作するアイドルもののアニメ映画だ。
ちなみに、CloverWorksの前身はアニマスやデレアニの制作会社であるA-1 Picturesだったりもする。
本物のアイドルが原作を手掛けたアイドルアニメであり、主題歌に星街すいせいが抜擢されるなど話題性も豊富な作品だったが、公開直後にとあるツイートがバズってしまう。
実際に映画を見ればわかるが、この感想は全く的を射ていない。
確かに主人公の東ゆうはかなり独善的な性格をしているが、決してサイコパスなどではなく、この物語はそんな彼女の成長ストーリーでもある。
他の感想でもこの投稿を踏まえた上でこの投稿のおかしさに触れているものが多く、この投稿がレビューとして一切信用できるものではないことがわかるが、しかしこんなネガキャンとも取れるツイートが大バズリしてしまったものだから制作側も堪ったものではないだろう。
しかし今回はそんなことはどうでもいい。
通常の感想や考察記事を書こうと考えていた時期もあったが、いささか出遅れてしまったので路線を変えていこうと思う。
〇シャニマスとどう関係があるのか?
ここからが本題だ。
なんでシャニマス?アイドルものという点以外何の関係もないだろって言われたら、はいそうですとしか言いようがないのだが。
しかし、この作品とシャニマスの持つテーマが非常に似ているというのは間違っていないだろう。
まず、どちらの作品もアイドルを「光」と表現する。キラキラとしていて、絶対に諦められない光。
アイドルものにはよくある表現でもあるが、どちらの作品でも「光」に魅入られた少女が出てくる。
一人は言うまでもなく東ゆう。トラペジウムの主人公である。
そしてもう一人の少女こそが七草にちか。
シャニマスに登場する、特異なエピソードを持つアイドルだ。
彼女たちの境遇がどう似ているのか、というのは事細かに語ってしまうとネタバレになってしまうので軽く触れるのみにしておくが、彼女たちは間違いなく同類だ。
東ゆうは友人を、七草にちかはプロデューサーを自身の夢に巻き込み、周囲が、自身がどれだけ傷つこうともその果てない執着心で夢に向かって突き進み続ける。
自身の夢と才能に向き合わねばならない時、彼女と彼女はどんな答えを導き出すのか?
執着心という才能を持ってしまったが故に、決して諦められない夢の道を歩み続ける少女達の物語。
是非、どちらも自身の目で確かめてほしい。