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イベント雑感「滔禍噎ぶ白群の悲雨Ⅰ」
やながわです。
よくX(旧Twitter)でとのフラのイベストの感想を垂れ流してますが今回から異典関係はnoteで扱おうと思います。あとメインもこっちで扱う予定。
最初はイベントの感想全部こっちでやろうかと思ったんですけどちょっとカロリー消費が高いので一部に絞ることにした結果異典とメインだけという方針になりました。ネタバレ回避もしやすいのでXのフォロワーの皆様にも安心ですね。
新キャラ、ユイと彼女を取り巻く事情
まずはイベント報酬の新キャラ、ユイについて。
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大方の予想通りトヒルの瞳の加護を持つ少女…なのだが予想よりも遥かに曲者。瞳の加護はユイに奇跡すら呼び寄せる幸運だけでなく(元々持っていたささやかな暗示の力を大幅強化する形で)他人に対する強力な精神干渉の力まで与えてしまった。
これにより他人を自由に操ることが出来るようになってしまった彼女は父…中国黒社会にて急速に勢力を伸ばしている虎蛇幇(シェーフーバン)の首領に利用されることになる。
※「とら」「へび」「ほうじょ」って入力して幇助の助を消すと簡単に打てるよシェーフーバン
ユエの父は中国の黒社会(※いわゆるチャイニーズマフィア)における権力者であるという。相当な金持ちであるらしいのでリウビア家と縁が繋がることもありえるか
— やながわ (@yaanaagaawaa) June 18, 2024
自分ではなく娘にトヒルの加護を…という辺りは中々の親馬鹿の匂いもするがそれはそれとして愛人は捨てる。手切れ金は払うけど#とのフラ pic.twitter.com/dSsN89GGfF
先週のユエ外伝における事前情報の段階だとワンチャン親馬鹿の線もあるのかなと考えていたけど実際はどうも娘の霊質ワンチャン強化されて暗示能力パワーアップしねーかなーぐらいのノリだったようでおぞましい邪悪だった。コワー…。
この精神干渉、普段から基本的な対策はしているはずのジゼルの防護すら貫通するほど強力。曲がりなりにもボードウィン歴代最優とされるジゼルですら不意打ちでは対処不可能となれば一般人どころか腕利きの魔術士ですらまず回避出来ない。そりゃあもう中国でやりたい放題だろう虎蛇幇(シェーフーバン)。
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とはいえそれが七大原書の一角であるナコト原書に通じるかは話が別。
総体から切り離された一片とはいえナコト原書そのものを宿す主人公には例外的に通じなかった。なおこのイベスト中に例外がもう一人出てくる模様。
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その結果、惚れた。
何故…?いや理屈は分かるんだけど…分かるんだけどさぁ…
えー、ユイちゃん主人公相手にはだいたいこういうノリなのでルームエピソード等でどういう立ち位置かはお察しください。
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どうも高度4000mからの身投げのシーンを描いたものらしい人の心案件
希望を奪われるという絶望、異典エーリカ
トヒルの瞳を巡る物語では欠かせない重要人物、エーリカ。
今回の異典シリーズにおけるキーパーソンなのは間違いが今回は"影"の出番。
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原作でちょっとだけ登場した身体強化を含めた魔術を絡めた対人格闘術
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全く持って茶化す所じゃないのにちょっと笑ってしまったのは多分ダナの過去のせい
こちらの世界とは異なりルイーズに救われた所までは同じだが、その後はルイーズと共に行くことを決めた模様。
その意思を汲んだルイーズは活動拠点を(リウビア家の影響の薄い)中国に置くようになった。影エーリカのチャイナファッションはこの経歴に由来するものらしい。
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2人の逃避行は一応上手く行っていたようだが、ある時何者かによりルイーズが瀕死の重傷を負わされたことで破綻してしまった。
なぜルイーズが重傷を負わされたのかなどこの一件に関してはまだ謎な部分が多いものの影エーリカの言動からある程度は察しはつく。
彼女が語る「怪物」とは彼女の世界におけるユイの事である。
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死の間際のルイーズに対し「怪物」はトヒルの瞳を使えばその生命は続くと煽り、エーリカも恩を返すつもりで瞳を使うがルイーズは逆にエーリカに降りかかる代償を解くために使用。恐らくそのまま死亡したと思われる。
(6/27追記:影エーリカのカードエピソードでルイーズの死亡が明言されているのを確認。詳しくは後述)
エーリカの影は一つの絶望を背負う代わりに一つの力を得る。
それがトヒルの瞳による力の無効化。こちらの世界に来てしまったエーリカの影はこの能力によりユイの精神干渉をすり抜けて彼女を殺害しようと迫るが、因果なことにエーリカの影の前に立ちはだかったのはたった一人の友人であるルイーズだった。
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その他注目ポイント
ユエはどこで誰に会っていたか
イベストの5話目冒頭、どこかで誰かに「怪物」の殺害を依頼する謎の人物が登場する。まぁ謎と言っても別に隠すほどでもないので言うけど先週実装された外伝で登場したユエである。
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ただ問題はユエは誰に怪物の殺害依頼をしたのかという話。
と言っても答えはシーンの背景にある。
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はい。ボードウィン家ですね。
どういう経緯でそういう決断をしたのかは不明だが、ユエはボードウィンを頼ったようだ。この「わたくしには到底及ばぬ高みにあるあなた様」が誰を指してるのか確証はないが順当に考えればボードウィン家次期後継者であるジゼルの可能性が高いか。ブリジット、ジゼルの父であるボードウィン家現当主という線もあるけどⅡ以降の展開を考えるなら立ち絵のあるジゼルじゃないかなぁというメタ読み。そして十中八九この面会はこちらの世界の話ではなくエーリカの影がいた世界の話である。
これがどう関わってくるのかは分からないが、悲雨Ⅰ時点で気になる点としてルイーズ殺害後の「怪物」の行動が不明というものがある。そのままエーリカも殺害したのか、強者の余裕として見逃したのかは分からないが、あるいはこの現場にジゼルが乱入してくる可能性もある。
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エーリカ、ルイーズが「怪物」と対峙した理由も不明なのでここから既にボードウィン絡みだった可能性もある。特にルイーズは元々ボードウィン家からの依頼をよく受けていたので尚更。
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どんな無茶な依頼されてるのか正直気になる
(補足)トヒルの瞳がもたらす具体的な恩恵
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トヒルの瞳の加護、と一口に言っても効果は対象によって代わる模様。
ユイが生来の暗示能力を大幅に強化されたように、エーリカの影もまたトヒルの瞳による加護の無効化という瞳への怨嗟を具現化したような異能を得ることになる。
エーリカの影はこの力で過去に瞳の加護を受けた人間を狩って回ったという。最後の最後で「怪物」には届かず死亡したとのことだが、ここからルイーズ殺害後「怪物」は恐らくわざとエーリカの影を見逃したことが伺える。
怪物本人が実装されればこの辺の詳細も分かるだろうが今のところはここまで。
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ちなみにXでそういう話を見たのでここで補足するが、「トヒルの瞳」は物理的に移植する類のものではない。
保持者の瞳の色が対象者の瞳に反映されているだけで直接瞳を埋め込んでいるわけではない。というか物理的な移植が必要ならそうホイホイ使えないし…
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ただ時空を超えてこちらのシルヴィの眼にまで影響を与えた理由は不明
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瞳を使用すると眼孔が空になるという描写は確かにあるのだがこれは発動時に”消費”されたものと考えるべきだと思う。
また、エーリカの影の瞳の色がやや青みを帯びているのは対象者が保持者に対して望みをかけたことで通常保持者から対象者へ映る瞳の色が逆転した…のだろうか?確証はないけど。
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さすがにトリミングしても尚寝室貼るのはちょっとはばかられた
ちなみにエーリカの影の瞳の色の変化は片目ではなく両目に及んでいる。バグ技みたいな事象による特殊な変化なのだろうか?
…ところでユエが言う所の「紫眼の怪物」もまた同じく何らかの抜け道を使ったことで両目共に紫になってる可能性があると思いませんか?
幻夢境と霊脈の関係
前々からそれらしいことは言及されていたお話の補足というか補強。
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ヴィー(火乃渡)や七羽のような生前は幻夢境外にいた人間がなぜか死後幻夢境にいるという状況から幻夢境は霊脈から侵入可能というのは仄めかされていたが今回それが作中で明言され、さらにナコト原書は霊脈から人間観察しているという新説まで浮上してきた(既出情報でしたらツッコミお待ちしています)
どうも作中でも眉唾ものの話らしいが、それはそれとしてそういう説があるというお話。ユイもまた高所(上空4000m)からの身投げから奇跡的に霊脈に飛び込み偶然幻夢境にたどり着いてしまったようで幻夢境と霊脈が繋がってるという疑惑に関してはまた1つの補強材料が出てきた形になる。
それはそれとして怖いねトヒルの瞳の加護。気軽に奇跡起こすじゃん。
善意の受容体には何がどこまで出来るのかという話
ジゼルがユイの精神干渉を受け保護を取り止めようとした際、主人公は即座にジゼルにキスをすることで精神干渉の影響を無効化した。
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まぁ結果として精神干渉は解除されジゼルは正気を取り戻したのだが主人公はどこまで確信をもってキスしたのかがちょっと分からない。
急に態度を変えたジゼルが異常な状態だったのは火を見るより明らかなのだが、何を根拠にそれを解除出来ると思ったんだろうか?
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ならば善意の受容体としての特性は何なんだろうねという疑問
そもそもの話として悪意担当のノルンが他者の排撃を得意とするように、善意担当の主人公も何かしらの得意分野があり、それが負荷緩和や能力強化なのだと思われる…が実際この分野何が出来て何が出来ないのかよく分かってないよねと改めて思った。
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異典イベント「天魔、月を穿つⅡ」にて通常の回祁者とも異なる特異な暴走状態に陥った空狐を止めるため主人公はフラウと共に空狐の精神に介入を行い、ゼノとヴィー、ベアトリーサと火乃渡を引き合わせたような描写がある辺り元々そちら方面に適正がある可能性が想定出来る。
この能力の応用で粘膜接触(口)によりユイの精神干渉を解除した…のかな?この辺主人公はどの程度自覚的なのか今度ちょっと調べてみたいね。
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今後の実装キャラは誰?
おおよそ登場する面子は判明したがちょっと予想が難しい。
個人的にシルヴィの影は鉄板だと思っていたが現状見てる限りでは出番は厳しい印象。今回の舞台になっている中華風の領域、実はその外郭部でノルンと影シルヴィが外圧によって領域が潰されないようどうにか維持しているというかなり厳しい状況にある。
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「今はこの領域を支えるので手一杯だ」という台詞にワンチャン期待するしかないか…?
そうなると現状騒動に関われるのはエーリカ、ルイーズ、ブリジット、ジゼル、ユイの5人のみ。あとはテルティアの参戦があるなら+1して6人か。
このうちユイは恐らく悲雨Ⅲで異典の方が来ると思う。
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恐らくこのモノローグの正体は「怪物」…異典ユイのもの
さらに領域が変貌して以降姿を見せていないブリジット、エーリカの影の世界で怪物と関わった可能性のあるジゼル辺りは怪しく、個人的な予想としては悲雨Ⅱでブリジットとジゼル(どちらも影とどちらが来るかは不明)、悲雨Ⅲでユイの影と…(影ではない本家の方の)エーリカが来ると予想。
ダナ異典こと「玻璃狂愛に歪輾する終淵」のように最後はエーリカが自ら決着をつける流れかなぁ…とかぼんやり考える。
以上ここまで。後でなんか思いついたら追記するかも。
半年に1回(更新自体は3回)のお楽しみの異典イベント、今回も気になる所で終わったので期待して待とう。では次回。
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エーリカが頭ルイーズになってしまった悲しい?話が個人的に今回のツボ
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