[日記]2020年9月27日(日)

　ようやくBREWBOOKSの間借り棚にて新刊を並べる。今回は「多和田葉子新刊フェア」ということで、十五冊全て新刊で揃えた。本来であれば『星に仄めかされて』(講談社)が発売された五月くらいに実施しておくべきだったとは思うが、疫病の蔓延と、自分自身の忙しさに感けてこの時期となってしまった。しかし、氏の作品を是非読んで欲しいという思いがあったので、実行できて良かったという気持ちと、売れて欲しいという気持ちがある。

　吉祥寺で時計の電池交換をする。止まったまま三週間くらい放置してしまっていたが、実際に依頼をすると、ほんの十五分ほどで完了してしまう。作業時間の早さに圧倒され、重い腰を今日上げておいて良かったと感じる。

　その後は武蔵野プレイスに籠もって作業をする。自室よりも作業効率が上がって、非常に捗る。作業の方が捗り過ぎて、本を読む時間が取れなかったことだけは後悔する。

　今日は穏やかな休日だ。明日からまた一週間が始まる。肌寒くなってきた夜中に、毛布を身体に纏わりつかせて眠る。じんわりと広がる体温に自らの意識も溶かしてゆく。