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[日記]2021年3月1日(月)

 月初から息つく間もなくと言って良い程、慌ただしくしてしまう。月初に出社をすると、時間が経つに連れて視野狭窄に陥ってゆく様相が分かる。眼前に横たわるものは何故か大きく見え、捉え所を失っている。ぬらぬらと鈍い光が明滅するに連れて、振り向く余裕を無くしてゆく。気が付くと夕方である。

 どうにか仕事を終わらせ、書肆 海と夕焼実店舗開店の告知と、鎌倉支店開催の告知を行う。舟は沖へ向かい進みゆくまでである。舵はいかに切るかを考えようと思う。舟から身を乗り出して下を覗くと、水底と思わしき平地が見え、目を凝らすとそこは光の底である。ただ浮かびゆくのみではなく、明るさを知って暗きに足を付けるのである。

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