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魔法少女☆怨霊ができるまで7 漫画は作画に順番がある

この記事は中年の危機に際し「普段と違うことやんなよ」て友達にアドバイス貰って普段やらん漫画進捗報告をすることにしたら漫画制作忙し過ぎて危機どっかいったけど、

やり始めちゃったもんは完走すべきかな?
ということで終わるまで続けることになったコミティア参加者の記録です。
忙し過ぎて別の危機始まりそう。

そんなわけで進捗です。

『鳥の描き方マスターブック』いいっすよ

鳥描いてました。
こうなります。

鳥の顔ノドにかぶってるので、
製本したら見切れるでしょう


作画には順番があってですね。
ざっくりいうと

1.コマ枠、吹き出し

2.キメゴマ(4ページに一コマはある)の人物

3.キメゴマ以外の人物 ←イマココ

4.背景、効果 ←効果も同時進行

(アナログだとここで消しゴム→ベタ塗り→スクリーントーン貼り)

5.扉、表紙絵

の順です、てか私はそう教わりました。
別に厳守しなきゃない決まりはないので、成果物さえ作れりゃ描き手の自由だと思います。

少なくとも、1ページ目から順番に描いてくわけではないってこってす。

上記順番には理由があって、
コマ枠・吹き出しが最初なのは、先にレイアウトかっ決める為です。
商業だと雑誌ごとにコマ割りもスタイルがある、てこないだコミティアで会ったプロ作家さんが言ってました。
視線誘導も決まるとこなので、大事なんです、レイアウト。

とはいえデジタルだとオブジェクト好きに動かせるので、この工程自体は1番最後でも問題ありません。

キメゴマ先に描くのは、描き始めが、1番体力とやる気があるタイミングだからです。
漫画は頭脳労働なので、やる気と元気と絵のマトモさは連動します。
なので、重要なコマほど元気な時に描いておこうねって事です。

人物が先なのは、漫画読む人は主にキャラを見るから、これも元気なうちに描こうってだけです。
背景よりキャラのが優先度高いんですっつか、描き手泣かせなわりに、誰も背景なんて見てないっていうか。
稲妻フラッシュの華麗さとか、細部に個性は出るので、おろそかにしていいとかいう話ではないです。

扉が最後なのは、「最後が1番画力上がってるから」です。
商業だと表紙や扉は作品の顔なので、そういう理屈になったんだと思いますが、
現実問題、中身できてないのに扉や表紙作ってもな……。

最後が1番疲れてるはずですが、本文描き終わった後、プレッシャーから解放されて、回復してから改めて臨むものらしいです、扉・表紙。

回復しなかった中年の表紙がこちら。

お二人連れの一般参加者様に
「あの人強気だね〜」て囁かれて、
囁かれた事を気づいた事に気づかれた表紙

作画順はあくまで私が教わった話です。
コミティアなんだから好きに描くのが1番だと思います。
好きに描かせてくれ。
最新の進捗はこちら

真ん中のコマ、光の描き方甘いっすね。
吹き出し位置も要調整。地獄かな。

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