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1分読書メモ

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2022年1月の記事一覧

1分読書メモ:人生と財産―私の財産告白

日本の「公園の父」と言われる本多静六さんが巨万の富を築くに至った蓄財法や投資法が書き記された本。 明治から昭和にかけて当時誰よりも財産を築いた本多さんが 「子に財産を相続しても子が不幸になるだけ」 「子に必要なのは健康、教育、一生涯途絶えざる精進向上の気魄、努力奮闘の精神であって、これをその生活習慣の中に十分しみこませること」 と語っていたのが印象的だった。 また、財産だけでなく「幸福論」「リーダーシップ」「仕事」「結婚」「老後在り方」「いかにして死ぬべきか」という

1分読書メモ:反応しない練習

仏教の教えを現代に当てはめて解説してくれていてる本。 著者は日本の仏教僧侶。 感情のコントロール方法や考え方の切り替え方法は現代でも活かせるものばかりで、テクノロジーは進歩しても人間が悩んでいることは数千年前から変わっていないというところに面白さを感じた。 また、アドラー心理学にも近いものを感じ、その他現代の本でも語られているようなテーマも多く見受けられた。 時代も場所も人種も違うはずの人たちが行き着いた先に一定の共通項があるというのは非常に興味深い。 きっとこれが本

1分読書メモ:30代を無駄に生きるな

30歳の誕生日に購入してずっと積読していた本。 仕事や人間関係において30代ではどういう考えの下、立ち振る舞うべきかという内容が学べる。 タイトルからはthe啓発本といった雰囲気を感じるが、綺麗事や理想論だけではない30代のリアルが沢山書かれていた印象。 30代でなくても遭遇するであろう事柄に対する内容も沢山書かれていたので、幅広い年齢層の方が読んでも多く学びは得られるだろうと感じた。 個人的には、30代における人間関係のセクションが自分に対して1番影響が大きかった。

1分読書メモ:1分で話せ

仕事柄、人前で話す機会が多くあるので気になって手に取った本。 どんな話でも1分で伝えることはできるという考えの下、話の組み立て方、話がより伝わるようになるテクニックや心がけがたくさん書かれている。 本書を読むと、話を伝える相手の気持ちに立つことと事前準備がいかに大切かということが分かる。 ※著者はプレゼンの数時間前に会場に入り聞き手の席に座って壇上で話している自分を想像し、どう話されると聞く気を失うか、どんな自分であるべきかまで考え準備を行うらしく「そこまでするのか」と大

1分読書メモ:レバレッジ・リーディング

本の読み方が書いてある本。 冒頭の 「本を読む時間がない」はただの言い訳、本当は本を読まないから時間がないのだ という言葉に衝撃を受け、当時一番忙しかった時期に読書を始めることになったが、今となってはその言葉は全くその通りだったと思える。 本書を勧めてくれた知人には本当に感謝をしている。 限られた時間で知識を吸収し、行動に結びつけるためにはどのように読書をするべきかを学んだ。 自分なりの読書スタイルを確立することに役立った良本。 #読書感想文

1分読書メモ:GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

世の中には以下の3種類の人間がいるという考えの下、成功するための秘訣が語られている本。 【テイカー】   常に与えるよりも多くを受け取ろうとする人 【ギバー】   受け取る以上に多くを与えようとする人 【マッチャー】   与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人 成功する確率の最上位と最下位が両方ともギバーだという調査結果が面白い。 1位:ギバー(他者志向) 2位:テイカー 3位:マッチャー 4位:ギバー(自己犠牲) この本を読んで 「自分は成功するギ

1分読書メモ:幸せになる勇気

嫌われる勇気の完結編。 前作と同様に哲人と青年の掛け合い形式で書かれている。 「アドラー心理学は机上の空論なのではないか」 という青年の疑念に答えるというのが主の内容となっている。 ※本作の青年はアドラーに対してかなり懐疑的で、哲人に対して暴言をも浴びせているのが面白かった。 (が故に読者が気になるポイントに対して的確に解答をくれている) 前作の、 「人間の悩みは、すべて対人関係である」 という言葉と対比した 「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」 と

1分読書メモ:嫌われる勇気

アドラー心理学を題材とした本では一番有名であろう本。 悩みを抱えた青年が哲人に相談し、哲人はアドラー心理学を交えながら答えていくという会話形式で記述されている。 青年は読者が疑問に思うであろう事柄を重ねて質問してくれるので非常に分かりやすい。 「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」という前提に立って、対人関係を改善するための具体的な方法を解説してくれている。 本書の内容はどれも余すところなく学びになったが、一番は「課題の分離」だろうか。 本書を初めて読んだのはもう

1分読書メモ:2025年を制覇する破壊的企業

遅れて読んだけど本当に面白かった。 この内容が数百円で読めるのはありがたいが、本を読むことで初めて情報を得ている今の状況が悔しくもある。 とはいえ未来の事を考えているのが今一番楽しい。 近未来が本当に著書の通りになっていくのか、なるとしたらどうやって時流に乗っていくか、引き続き考えていこうと思う。 #読書感想文