切れ者

"切れ者" どういうイメージがありますか?
頭が切れる人とも普段使いますよね。
頭の回転が早い、洞察力がある、発想力があるといった所でしょうか。
推理小説で登場する探偵もこの言葉が当てはまる人が多いですね。
仕事でも、的確に判断でき、相手の話を聞くのも上手く、ピンチをチャンスに変える発想を持っている等、頭が良く、鋭くキレがいいというイメージがあると思います。
憧れますね。

ではどうすれば、切れ者と呼ばれるスキルを持つことが出来るのかを考えていきます。

持って生まれたセンスなのか?
努力の結果に得たスキルなのか?
どうなのでしょうか。

私は、努力の結果に得るスキルだと考えます。

ダイヤの原石と表現する事がありますが、磨けば輝きますが磨かなければただの石、と捉える事が出来ると思います。
ダイヤでもエメラルドでもサファイアでも原石のままでは輝きはなく、色のついた石です。
持って生まれたセンスは色で、人それぞれ色は違うと思いますが、磨いてこそ輝く事になります。
色はセンス、磨きが努力と考えれば、努力なしでは輝く事はないと言えます。

"切れ者"と呼ばれるスキルを持った人に、「何故、そんなに頭の回転が早いんですか?」と聞いたとして、なんと答えるでしょうか?
一つ一つ努力してきた事を説明してくれるでしょうか、「普通ですよ」、「そんな事はないですよ」と謙遜して答える人が多いのではないでしょうか。

例えば、凄く切れる鉄の包丁があります。何故こんなに切れるかと考えた時に、職人さんが精魂込めて作ってる、研ぎ方が上手、材質が良いのだろうと考える事はあると思いますが、鉄の包丁を作る過程を考えれば、まず鉄がいりますよね、そして鉄は鉄鉱石がいります、でも鉄鉱石だけでは鉄にはならないので熱を加え石灰石を入れて鉄分を取りだし色んな過程を得て銑鉄を作ります、ここでやっと鉄の源ができ、そこから銑鉄を熱し叩いて鍛え、そしてまた熱して鍛えてを繰り返し、包丁の形が出来ます。でもまだ包丁の形が出来ただけで切れる包丁ではありません。そこから研いでは切れ味を確かめまた研いでを繰り返し、やっと切れる包丁が出来ます。
包丁の形を作る過程でも努力、そしてそこから繰り返し研いで努力、切れ味が落ちればまた研いで。
という風に常に努力の繰り返しで、ただ研ぐだけでは切れないので、どう研げば切れるのかを考えながら。

すみません、例えが長くなってしまいました。

"切れ者"と呼ばれる人は努力家だと私は考えます。
そして重要なのは"洞察力"だ思います。
この考えを書こうと思ったのですが長くなりましたので次回に続きます。

今回はおしまいです。
読んで頂いた方ありがとうございます。

次回"洞察力"です。
後日、投稿致しますのでよろしくお願い致します。

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