見出し画像

美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ

「美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。」

オランダの画家 ゴッホの格言です。


人は、見た瞬間の印象で、人を判断してしまう傾向があります。

初対面の人に対しては、数秒で相手の印象を決めいていると言われているようです。

やはり、「人は見た目が9割」は正しいのだと思います。


「最初は、悪い印象だったが、やり取りを進めて行くうちに、良い印象になった。」

そんな話は、巷間よく耳にする話だと思います。

また、逆も然りなのでしょう。


そう考えると、第一印象は、必ずしも正しくはないような気がしております。

が、人はそれぞれの「色眼鏡」で相手を見てしまいます。


「第一印象」という色眼鏡を外さない限り、見えてこないものがあるような気がしておりますが。。。


人間関係には、色々な関係がある。

「関係」ではなく、「距離感」と表現した方が、わかり易いのかもしれない。


仕事上の関係。

友人関係。

恋愛関係。

それぞれ、「距離感」が違う。


仕事上の関係を通して友人になれるのか。

友人と仕事をするのは、良いことなのか。

昔、そんな禅問答のような話で盛り上がったことがある。


多分、どのような関係であっても、お互い、「美しい景色」を探し合いながら、関係を続けているような気がする。

一度、相手の「美しくない景色」を目の当たりにすると、関係が変化していくような気がする。

疎遠になったりするのは、変化の一つではないのだろうか。


人は皆、完璧ではない。

それでも、程度の差はありながらも、完璧を求めている。

故に、無意識だとしても、相手にも完璧を求めている。

ここでいう「完璧」は、「美しい景色」のような気がする。


相手に求める以前に、自分自身が、「美しい景色」を維持させていたいと願っているような気がする。

結果、何処かで無理がかかり、「美しくない景色」を露呈してしまうのではないだろうか。


「景色の中に美しいものを見つける」作業は、簡単ではない。

経験からも、無意識に「美しい景色を探している」自分を確認している。


そもそも、初対面の際のアクションが間違っているのかもしれない。

相手の印象を決めるための時間に余裕を持たせる必要があるのかもしれない。


どんな人にも、「景色の中にある美しいもの」が備わっている。

これを大前提として、色々な人と接点を持ち続けて行こうと思う。

「景色の中にある美しいもの」は、別の「美しいもの」を導いてくれるような気もしている。


この名言により、「主観」によって「美しい景色」を定義している自分自身を改めようと思わされた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?