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議論から最大の利益を・・・

「議論から最大の利益を得る唯一の方法は、議論を避けることである」

アメリカの実業家 アンドリュー・カーネギーの名言です。


お陰様で、様々な人たちと議論する機会に恵まれております。

色々な考えに触れることができる好機として捉えているため、「議論する」ことをコミュニケーションの一環として捉えております。


今までの議論の中で、相手を怒らせたり、相手に気付つけられたり、そんなことが少なからずありました。

検証の結果、自分自身に原因があったということで落ち着いております。

その原因を考えたとき、議論を避けるという方法が、間違いのない方法なのだと思ったりもするのですが。。。


「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」

議論をするときのポイントとして捉えている。

これを意識しながら、議論をすることに徹している。


時々、このポイントを忘れて議論していることに気付くことがある。

確率は、100%。

例外はないと断言して良いと思っている。

このポイントを忘れて進む議論からは、利益を得ることはない。

まとまる筈の話をまとめることができずに終わる。


巷間、よく耳にする故、印象に残っているフレーズがある。

「右に行き過ぎれば、左に。左に行き過ぎれば、右に。」

右か左かの議論は、表面上対極にあるように感じるが、何処かで繋がっている。

よって、右か左かの結論を出すことは、ナンセンスであると考える。


意識すべきは、相手が右なのか左なのかをしっかり把握することであると確信している。

相手が右ならば、それに合わせて議論を進める。

相手が左ならば、それに合わせて議論を進める。


「自分は、こう思うけど。。。」

「相手の言っていることは、100%間違いだ!!」

このような主観は、一切必要としない。


お互いが、「自分はこうだ!!」と主張し合う議論からは、「最大」どころか、「最小」の利益すら得ることはできない。

経験を通して実感している。


相手の甲羅の大きさを確認した上で、議論を進めて行く。

相手の甲羅の大きさに合った内容を題材に議論を進めて行く。

これが可能であれば、少なからず、利益を得ることはできる。

「相手は、何を考えているのだろう。」

「相手は、何を求めているのだろう。」

これらを理解できれば、議論を楽しく進めることができると考えている。


が、ほとんどの議論は、お互いの「自分はこうだ!!」のぶつけ合いのような気がしている。

故に、「議論を避ける」ことが、利益を得るための最も賢い方法なのだと思う。

過去を振り返ってみて、「議論を避けて」いれば、最大の利益を得ていたのかもしれない。。。と思わされる議論が、相当数あったことに気付く。


が、違う意味で、議論を通して、大きな利益を得ることができた。


「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」

この諺に収束することに気付けたのは、大きな利益だったと確信している。


この話は、この相手に話して良いのだろうか?

この話は、この相手に伝える場合、違った表現を使った方が良いのかもしれない。

この相手と話すのは、今回が最後だろう。。

常に、相手の甲羅に合わせることを前提にコミュニケーションを取ることを意識している。


「議論を避けずに、議論から「最良」の利益を得る唯一の方法」を模索し続けている。

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