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愛の哲学の続きをーーフィロソフィーのダンス「Red Carnival」

「あ、これは『愛の哲学』の続きだな」。CDを1周してそう思いました。

10月19日、フィロソフィーのダンスのEP「Red Carnival」がリリースされました。

EPのモチーフは架空の祭り「Red Carnival」。ジャケットも華やかで、それぞれの衣装もお祭りを意識しているそうです。おとはすはお祭りの日だけ地球にやってくる他の星の人……だったかな。今回も衣装のイメージはぶっとんでいる。

最後のアルバムとなった前回のリリース『愛の哲学』が現体制最後のリリースかと思っていたので、今回のリリースはサプライズプレゼントです。まるでライブのアンコール。もう終わりは見えているけれどご褒美としてもらえる夢のような時間。「愛の哲学」でライブ本編が終わり、あと少し続いてほしいと願いながら拍手をしていたら明るく「フィロソフィア」が始まる。そんな流れが想像できますもん。

このリリースでフィロソフィーのダンスの第1章は終わりますが、きっと第2章も明るいものになるはず。先日のオーディション映像でそう思いました。新しい形で歌われる「ベスト・フォー」をすぐに直視できるかはわからないんですが(笑)、オーディション映像でより気持ちが明るくなれたのはたしかです。おとはす推しでも、というかおとはす推しにこそ見てほしい映像でした。

さて話を「Red Carnival」に戻しまして、今回も1曲ずつ感想を書きます。インストの感想は省略しちゃってすみません。ただライブ音源の「愛の哲学」からの「フィロソフィア」インストはライブ後感がすごくてじーーんとしてしまう、という点だけ書いておきます。

■フィロソフィア

4人の歌であり、フィロソフィーのダンスに出会えた人たちの歌なあと思いました。フィロソフィーのダンスに出会えて幸せだという気持ちが「世界人口80億人の誰より幸せ」に詰まっているんです。作詞作曲のtofubeats氏に感謝。

好きな歌詞でいうと「一人じゃ生きてけない 生きられない」も好き。昨年のCup Ramen Nightでおとはすが「人生にライブやアイドルは必要なんだと思ってもらえるような公演にする」と言ってたのが大好きで、なんだかそれを思い出しました。私自身は「別に一人でいいし……」な引きこもり体質だし、エンタメがないと死んじゃうタイプでもないし、気が付いたら仕事ばかりなんてこともあります。でもフィロのスのライブに行くたびに「この人たちがいてよかった、出会えてよかった」と思う。まさに「一人じゃ生きてけない 生きられない」です。そう思わせてくれる存在に出会えてよかったし、そう思わせてくれる素敵なアイドルでいてくれてありがとう。

おとはす推しとしておとはすが歌ってくれて嬉しい歌詞もたくさんありました。「でもいつか会いましょう」も最後の「愛してる」も。フィロソフィーのダンスにおけるおとはすの声って飛び道具的なポジションだったと思うのですが、今のおとはすはこんなにも穏やかで優しく歌うんだなあと思いました。どっちが良い/悪いではなくね。アクセントとしての分かりやすいアニメ声だけでなく、いろいろな表現ができるのが素晴らしいなあという気持ちです。

ちなみにダンスは4人で振り付けたらしいです。7年の絆が生み出す最高の悪ふざけとのこと。リリース日のライブで披露されたとき、冒頭で「水遊びを、している……?」みたいな振りがあったのは覚えています。ライブで見るのが楽しみ!笑

そしてMVを見るたびに、おとはすにとってアイドル最後の夏が素敵な思い出になっていたらいいなあと思います。おとはす推しなのでね。

■Clap your hands

「ジョニーウォーカー」が好きなオタクは好きでしょ!!!!

あんぬちゃんの「バーボンが」やおとはすの「夜に溶けてく」「風のように」の絶妙な色気が大好き。もちろんマリリちゃんの「赤いテレキャスを」の入りがあるからこそ魅力的です。そしてハルちゃんの「愛はここだよ」の「あーい」の歌い方が好きすぎる。こんなかっこいいことあります?? アウトロのクラップは絶対ライブでしっかり決めたい。練習します。

この曲でニュージャックスウィングというのを初めて知りました。1980年代後半から1990年代前半にアメリカで流行った音楽スタイルなんだそうで。

マジでSexy Zoneのオタクにしか伝わらない表現ですが『ザ・ハイライト』が好きなら「Clap your hands」はきっと好きだと思います。あと『POP×STEP!?』好きは「フィロソフィア」がきっと好き。別にtofubeats氏に引きずられたわけではない、たぶん。

そしてこの曲の話をするときに忘れちゃいけないのがマリリちゃんのこと。昔の自分に見せてあげたいと思える今って素敵。

■恋をしてもいいですか

おとはすがリリース時のコメントで「新たな扉を開いた気がします」と書いていた通り、フィロのスとしては珍しい曲調や歌詞です。「二人のエクリチュール」同様、可愛い女の子の気持ちを素直に歌った曲という印象。

個人的にはあんぬちゃんの歌う「変に真面目なせいで 運命なんか信じてる痛い乙女なのに」がかなりキュンポイントです。真面目でかわいいあんちゃんにそう歌われたら「痛くないよ!かわいいよ!!」と励ましたくなります。

マリリちゃん的聞きどころはこちら。

また、漫画『ショジョ恋。─処女のしょう子さん─』とのコラボでもあります。

タイアップが続いているのを見ると、マリリちゃんが週刊フィロのスに書いていた「我々だけでは何も出来ない!」を思い出します。有料コンテンツなので詳細は省きますが、ソニーの方を筆頭に、関係者が売り込んだり企画したりしてくれるからタイアップや出演の仕事が来るんだと。だからこそ私が売り込んだんやぞ、関わったんやぞと自慢できるようなアーティストになりたいと。そういう話を書いていました。
※調べたら21年9月24日の投稿でした。何度読んでも好きな話。

売れているから好きとか人気だから好きとか、逆に好きだからこそ絶対売れてほしいとか、正直そういうのはあまり思わないんですけど。でも本人たちに「こうなりたい」があるのであれば、それを応援したいとは思います。フィロのスは常にハッピーであまり焦りや不安を表に出さないグループだからいつもはなーんにも考えずに「好き!!」と思ってるんですが、時々真面目なことを思います。変化の時であることは間違いないしね。

はあ、曲の感想を書いていたはずなのにずいぶんと離れてしまった……。

■君は1000%

こちらは1986オメガトライブ「君は1000%」のカバー。個人的には奥津さんの声や歌い方がばっちりハマっていて好きです。夏の女、奥津マリリ。

メンバーのコメントもよきです。マリリちゃんの「夏の風、日差しをイメージしながら歌いました!!!」もハルちゃんの「遂に"君"に気持ちを伝えに行く決心がつく」もめちゃ分かりなんですよね……。歌声から感じるエネルギーや明るさがもうそれ。原曲はそっと目を閉じて君のことを思ってそうですけど、フィロのスのカバーは憧れるだけで満足しなさそうというか、走り出しちゃってるというか。こういう違いを感じられるのがカバーのいいところです。

あと素敵なのがティザーの画像! 配信版のジャケ写でもあるこちらは、ハルちゃん撮影の写真にハルちゃんが文字を書いてできあがったものなんだそうです。インスタに書いてた。女の子グループがカバーした「君は1000%」だからこそ、この丸っこい字が合うなあと思いました。

ちなみにアナザージャケットもとてもよき。買ってよかった〜!

■愛の哲学("Love 4 You TOUR 2022" at TOKYO DOME CITY HALL)

もう多くは語るまい。いつでもどこでもライブを思い出せる。あの感動が再び。最高。感謝。以上。

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サブスクでも聞けますがCDが買いたくなる要素として歌詞カード内のお写真があります。マリちゃんおとはすがほっぺをぎゅってしてるお写真が私のイチオシです。

さらに初回限定版には先日のツアーのTDC公演の映像(メンバーのオーコメあり)がつきます。ブックレットもつきます。メンバーそれぞれの写真が4枚セットになっているページが激推し。みんな可愛いしこの表情のよさが好き……。