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風磨くんのmake me bright語りを聞いて光の気配を思い出す

Sexy Zone「make me bright」はiriさん提供の曲です。12/30のラジオ「Qrzone」でメンバーの菊池風磨さんがこの曲の話をしていました。

(22~23時台の33:40頃からです。)

劣等感でも悔しさでもない、なんとも言えない気持ちをズバッてツボ押されたみたいにぶっ刺された曲

ラジオを聴くまで、正直この曲は音の気持ちよさで聞いていましたが、改めて歌詞を見ました。

いつの間にかbreaking out 
塞ぎこまないで行けるさ

これが「光の方向もわからないけどとにかく光の方に歩いていく感じ」なのかなと思いました。風磨くん的には特定の歌詞というより全体の雰囲気の話っぽいですが、個人的にはここだなあと。

たとえ光がかすかでも、方向はわからなくても、とにかく光の方に進んでいくしかないときがある。「暗い迂回」の先に道が開けるかもしれないから。そんなところが風磨くんのいう「前向きだけど前向きじゃない、前向きじゃないけど前向き」なんですかね。

ふと、KinKi Kids「光の気配」を思い出しました。

KinKi Kidsに詳しいわけでもなく、リリース当時はSexy Zoneのファンでもありませんでした。「後輩グループのファン、それもSexy ZoneのファンであればKinKi Kidsにも詳しくあれよ😠」というご指摘はもっともですがそれはちょっと置いておいて。

当時、坂本真綾さんが歌詞提供したことがきっかけで気になり、歌番組で聞いたんですが、歌の強さがすごく印象的でした。

「光の気配」のサビはこんなフレーズで終わります。

ただ かすかな光の気配が
歌声のように僕を捉えて離さないんだ

他にもこんな歌詞も。

飛び立った鳥がもう見えなくなってく
翼ひろげて 冷たい風に抱かれて
ただかすかな光の気配を 追いかけながら
僕も一緒に連れ出していく

たとえ追いかけるべき光がかすかでも、飛び立った鳥が見えなくなっても、歩み続けていく。そんな過去の歩みと、諦めることもできずにこれからも歩み続けることをやわらかく肯定する曲だなと思います。
(KinKi Kids有識者ではないのであくまで曲単体の印象ですよ!)

「make me bright」が「前向きだけど前向きじゃない、前向きじゃないけど前向き」だとすれば「光の気配」は「前向きじゃないけど前向き」。腹くくってる感があります。追いかけるべき光が見えているか見えていないかの違い、なんですかね。
(繰り返しになりますがSexyZoneがどうでKinKi Kidがどうという話ではなく、あくまで曲のイメージの話です。)

「make me bright」の先にあるのが「光の気配」なのかもしれません。

それにしても、今Sexy Zoneというジャニーズ/アイドルのファンになってこの歌詞を見ると「真綾さんっぽい歌詞ではあるけど推しに歌われたら涙止まんねえ~~」と思います。「今日まで僕が手に入れたものを数える 犠牲にしたもの 奪ったものはいくつ」って好きなアイドルに歌われたら情緒がぐちゃぐちゃになりますわ。

まあでも何事も本人が決めた道なら応援するまで、だなと思います。「決めた」なのか「決めさせられた」なのかはなんとも言えませんが、そこは本人の力を信じるということで。人を応援するって難しいですね。