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小田嶋隆の『学歴論』『友達論』

小田嶋隆さんが亡くなられて、こんな本が2冊出ました。

お田島隆の『学歴論』『友達論』

小田嶋隆の『友達論』『学歴論』です。
面白いですねぇ。ちょっと言い過ぎな面も含めて。
まず、学歴論を読みました。
僕も、学歴は福山平成大学という、どこやねん!!って自分でもツッコミを入れたくなるような無名でアホな大学なので、極力学歴の話題になりたくないなぁと思って居るのですが、最近は無くなりましたね。
これが書かれているのが、主に20年前のことになるので、ちょっと昔は、こんなにも学歴社会が蔓延っていたのかぁと、ちょっと哀しい気持ちになったりもしました。もちろん、今も学歴社会は変わらないとは思いますが…。
特に広末涼子の当時の早稲田入学(おそらく裏口)はけちょんけちょんに貶していたところが痛快でしたねえ。僕の学生時代のアイドルが広末涼子なわけですが、この早稲田入学というのは懐かしいニュースだなぁと感じました。確かに、今考えたら広末涼子は何をしに早稲田に入ろうとしたのかなぁ。しかもしれっと辞めているのがちょっと感じ悪いじゃない。しかし、小田嶋隆さん自身も、学歴は早稲田でして、高学歴。その面もあるのでしょうか、人の経歴をどうしても学歴で見てしまう経歴に学歴がないのは、ワインのラベルがないのと同じことであるとまで言っておられますが、僕はこれは言い過ぎな気がしますよ。学歴、僕は大学受験に失敗した身で、この訳のわからない田舎の大学に入りましたが、それでいい面と言ったら、人を全く学歴で見なくなったという点でしょうか。いや、ただ歳を取っただけかもしれませんが、確かに東大卒と言われたりしたら「おー」と思ったりはしますが、私の交友関係にそういう人は幸か不幸かほとんどいませんし。アホばっかりだなぁ笑。
そしてそんな流れで『友達論』も書きたいのですが、本当にFacebookの友達申請ってなんなんでしょうね。年上の人にはかなりこれ不評みたいで、友達リクエストって…僕も思いますもん。しかも誰だかわかない外国人からとか、微妙な人とかたくさんきてうんざりさせられますね。
ちなみに、僕もFacebook  は友達550人以上いますが、嘘コケ!って感じですものね。今年、ほとんど一人で過ごしていたし、親友と言われたら、もはや0なんじゃないかと思われるくらい交友関係がなくなってしまいました。もちろん親しくしていただけている人は何人もいるので、それはそれでとてもありがたいなぁと感じているのですが…
著名人の格言の下に小田嶋さんの格言も追加されているのが笑えます。実に見事な格言です。
それにしても大人になったら、それぞれの人生を歩んでいる訳でして、親友と言える人が本当に僕の場合はいなくなってしまいましたね。高校生の頃の友達とかはちょっと親友と呼べるのかもしれませんが、ちょっとSNSを見てみたらネトウヨみたいになったりピンクの政党の熱い支持者になっていたりする訳です。私もご多聞に漏れず、政治家になられた方と親交があったりするので、あんまり人のことは言えませんが。それにしてもとは思うんですよね。もっと酒飲んで色々語りたいと思ってはいるのですが、そういう友達も年々少なくなってきました。
でも小田嶋隆さんはそれでいいというのです。歳を取れば取るほど、孤独への耐性はついていくものですし、つるむ人たちにはならないようにといったことも言っていくれれいますし、私も難病とか疑われた身としましては、ちょっとばかり独りでいることへの耐性みたいなものもついてきました。ようやくですが。
独りでいることもなかなかいいなぁ。でも、ちょっとはこんなご時世ですが、飲みに行っていろんなことを語り合いたい友達が欲しいものです。

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