見出し画像

うつで退職した後の就活日記vol.1

うつ状態になって、復職ではなく退職を決断したわけですが、次の仕事を何にしようか考えました。

再度うつになるのは絶対避けたかったので、うつになった原因=ストレスに感じることを一番減らせる仕事を選びました。自分がストレスに感じることは人と関わらなければかなり減らせることと、やることが決まっていて分かりやすく世の中の役に立っている仕事が良かったことから、運送業界で運転手になることにしました。

20代の頃に会社生活に疲れたタイミングがありまして、そのときも運転手良いなと思ったりしていました。でも転職はしませんでした。当時はうつになるほどのストレスはなく、会社に行きたくないだけの健康な会社員だったからです。それに、親に大学院まで行かせてもらったし、大学で勉強したことを活かして大手の化学品メーカーに就職できたので、なんだか親に申し訳ない気がしましたし、大手企業の待遇を手放すのは惜しいと思ったのです。

今もう一度運転手への転職を考えたとき、20代の頃に考えたことと同じことを考えました。社会人になって10年以上経過していたからか、親への申し訳なさはほぼ無かったですが、家族も居ますし待遇を気にしている自分が居ました。ただ、ホイホイ転職できる歳ではないですし、直近の営業の職種では転職したくなかったことや、以前の職種である研究開発職が潰しの効きにくい職種だったこともあり、待遇維持はかなり難しい、最悪就活が長引いて就職すらしにくくなってしまうのでは、という危機感がありました。

運送業界は人出不足業界ですので、大手・中堅化学メーカーよりは就職難易度はかなり低いと思われ、いざというときに保険にもなってくれます。また、これまでのキャリアを捨てるというのは自分にとって大きな決断だったので、化学業界に未練が残らないよう大型車の免許を合宿で取りに行きながら、化学業界での転職活動も並行して行いました。

化学業界での転職は、研究開発職と、これまでの仕事の経験が活かせそうな職種にエントリーしましたが、やはり書類選考で落ちることが多かったです。数社は面接に進むことができたものの、その仕事をあまりやりたくない、生活のために仕方なく就職活動しているんだ、という思いが強くなり、面接が上手くいかなかったり辞退することになりました。

そんなことがあり、今こそ昔やりたかったことをやるときなのだと、これまでのキャリアを捨てて運送業界に行く決心がつきました。仮にこれまでのキャリアの延長線上で就職できたとしても、就職がゴールになってしまい、入社後仕事に身が入らず周りについて行けずにまた精神的に参ることになっていたと思います。

免許合宿を終えてからは、運送会社の面接にたくさん行きました。化学品業界の面接試験のときは、本心ではあまり仕事への意欲がないところ、面接をパスするために意欲があるように盛って見せようとしていたので、辛い面接でした。一方、運送会社の方の面接は本心で話ができたので、やっていて苦ではなかったです。

かくして1社に入社を決め初出社を控えているのですが、もう後はないところまで来たので、多少きついことがあっても踏ん張ろうと思います。頑張りたくはないですが(頑張らないで生きることをテーマにしているので)、入社後1人で仕事が進められるようになれば『低ストレス環境で仕事ができる』という環境が手に入ると思いますし、前職と違ってそういう目標があるので、入社後数か月の辛い時期は、目標を見据えて乗り切ろうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?